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我が家に保護犬マルクがやって来ました。よろしくお願いします①

2020.8月9日
保護犬保護猫カフェみなしご救援隊さんから、
保護犬『マルク』を引き取りました。
(以前様子を見に行った時の話はこちらの記事にて

と言っても、
まずは模擬飼育期間(トライアル期間)でして、
一か月程過ごした後、例えば
「マルクが我が家に馴染まない」だったり、
「僕らが今後の飼育が困難と判断した」場合等は、またみなしご救援隊さんにお返しすることになります。

模擬飼育に入る前に面接があったのですが、とても慎重に行われた気がします。

マルクは17歳の老犬です。人間で言うと80歳ぐらい?
結構なお爺ちゃん犬です。

マルクがこのカフェに来たのは、今年の1月だったそうです。
その間カフェには、多くの引き取り希望の方が来るけど、
マルクはこの日まで引き取り手は見つからなかったそうです。

その理由は
老犬を引き取ると後は死を待つのみ

というのが大きいそうです。
また、介護状態になるとより飼育が難しくなる、という理由もあるそうです。

面接ではそこの覚悟を問われました。
そんなすぐ死ぬかもしれない子を何で引き取りたいの?
介護状態になっても大丈夫なの?介護大変だよ?
クーラーつけっぱなしじゃないといけないけど、大丈夫?

くれぐれも言っておきますが、決して嫌な感じの言い方ではありません。
引き渡す動物の事を思ってこその当然の質問だと思います。
ここにいる子たちは、一度悲しい思いをしています。

僕はここに来て正直ビビりました。
しかし、嫁の覚悟と信念が凄かった。

「余生を快適に過ごして欲しいんです」

保護犬施設は、もちろん動物の事を理解しているし、愛情も込めておられるのですが、やはり一匹あたりのお世話の度合はどうしても少なくなります。また、動物が多い事が動物にとってのストレスになることがあります。(動物の個性にもよるとは思いますが)

若くて元気で、走り回ってる子犬が多い中で(その子たちもめちゃくちゃ可愛い!!)マルクは角のケージでひっそりと寝ていました。今回も前回も、嫁が一人で偵察に行った時もそうだったみたいです。

面接時スタッフさん曰く
「この子は基本寝てるから、お世話は楽だと思いますよ。ただ老犬だし体調は崩しやすくて、エサを食べても吐いたりとか下痢をしたりはあります」

(た、大変そうだ。。。)
とは思いましたが、まぁでも老犬ってそういうものか、、と結論付けはしました。

ただ、死を待つのみと聞くと、グッと身が引き締まりました。
「老犬引き取るってそういう事だ」とは事前に嫁と話してはいましたが、それでも改めて聞くとビビりました。
同時に改めて嫁の覚悟を聞いて、僕もいよいよビシっと覚悟が決まりました。

これから暮らす場所として、死を迎えるであろう場所として、
マルクに「最後にここに来て良かった」と思ってもらえるように一緒に過ごそう。

嫁の強い覚悟の言葉と、横にいる僕の釣られ覚悟を見て、スタッフさんは模擬飼育期間に入る事を承諾してくれました。

勿論思いだけではダメというのはお互い分かっていますので、
2人の過去の飼育経験や、嫁がトリマーの資格を持っている事、
僕ら二人の仕事の状況等もお話した上での承諾です。
(2人の飼育経験などについても前回の記事にて書いております

書類には僕の名前を書きました。
面接時は嫁がグイグイ話してたのでそのまま嫁がサインをするものと思っておりましたが、僕に書くよう促しました。
真意は分からないけど、多分ナイス采配。

と、ひとまず引き取るまでの経緯を振り返ってみました。

②では我が家にやって来た当日の事を書いてみようと思います。(こちらから②へどうぞ🙇)
①を最後まで読んで下さいましてありがとうございました。


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