回避性はいかに自立するか

知識だけでは自立できない。


最近これを強く実感します。


いくら仕事上の知識を蓄えても、人としての成長が追いつかなければ自立することはできない。


文面でこのように書けば読者からは「当たり前だ」と思われるかもしれないが、誰もその先を教えてはくれない。


依存する新入社員から、自立した社員へとステップアップするためには何をするべきか。

また、具体的に何が今足りていないのか。



今回書くのはそのような話です。



「あの先輩は凄いな」
「あの先輩のこんなところが尊敬できるな」


なんて思うことは多々あります。
でも私はそれを真似しようとはしない。

なぜなのか?

最近までこれが私への疑問でした。


ふと原因を探したくなりネットの海を彷徨っていたところ、私に当てはまりそうな言葉が見つかったので共有します。



回避性パーソナリティ


これは、「これ以上自分が傷つきたくない」という欲望を最優先に考え、行動してしまう人のことを指すようです。


これ以上傷つきたくないから人と話さない。

これ以上傷つきたくないから仕事をやめる。働かない。引きこもる。


これがどうやら私を「自立」から遠ざけているようなのです。


私が憧れる先輩も常に笑顔気遣いが上手く、誰からも好かれるタイプの方なので「引っ込みがち」の私には真似し難い魅力だったのです。


私には気遣いの能力が無いわけでは恐らくありません。


気遣いをするべきだ、こうするときっと喜ぶと分かっていながら行動に移せないのが私という人間なのです。


あー、荷物重そうだな。持ちますよ!って声かけるべきだろうな……。

でも

本人や周りから点数稼ぎと思われる可能性もあるしな。

アイツ、普段そんなことしないのにどうした⁉︎とか思われるのも恥ずかしいしな…。



なんて、文章に書くとどうしようもなく小さなことについて本気で悩んで、いつも結局何もできないのです。


そしてそれが積み重なり、何もしない人が出来上がってしまう。


自分のことだけをやる。
プラスアルファのことをしない。
決められたことだけを徹底する。


そんな人間がお客さんや仕事仲間から好かれる訳もなく、段々と居場所が無くなっていく。


これは、どうにかしなければ。


そんな思いでこの記事を殴り書きしています。


調べてみると、回避性を解消する解決策はちゃんと存在していました。


まず、葛藤を自覚する


私は本当はこうしたい。
本当は手を差し伸べたい。
本当は雑談をしてこの静寂を壊したい。


という欲望と


でもそれをしたら失敗して、怒られて、気まずくなって、自分が傷つくかもしれない。


という不安。


その葛藤を自覚します。



次に、原因を考える。

何で自分はこれをすると自分が傷つくと考えているのだろうか。

過去にトラウマがあったかもしれない。

そのトラウマは癒えていないかもしれない。


その傷は完治していないかもしれない。




そして、向き合う。


過去にこんな悲しいことがあった。
辛かった。
こうしたらもっと上手くいっていた。
自分のこんな欲望を叶えたかった。
周囲からこんな風に思われたかった。


そして今、こんな状況だ。
今自分にできることは、このまま何もしないか自分なりの気遣いを行動に移すかだ。
自分ならそれをされると喜ぶ。
相手もきっと喜ぶ。
なら、、やるしかない



最後に行動して成功体験を積む


挨拶したら返してくれた。
雑談したら盛り上がった。
雑談して盛り上がりはしなかったけど、お互い黙っていた時間より楽になった。
自分の行動の結果、相手が喜んでくれた。



この積み重ねが自信につながり、いつか「回避」こそが一番自分を傷つけていたことに気がつく時が来るそうです。


最後に


「気遣いや心遣い」ができない人に足りていないのは、マナーなどの知識ではなく、


それよりももっと根本的なところ


相手を思いやる心と、不安に打ち勝ち行動に移す勇気


なのかもしれません。


自分が傷つく不安と闘い、現状を見つめ直し、自分にできる最善を尽くす。


今日から私もやってみようと思います。

(一年後、noteに立派な成果報告が書けると良いな……。)



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最後までお読みいただきありがとうございました。

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