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King Crimson / Starless And Bible Black (暗黒の世界)

■ King Crimson / Starless And Bible Black
■収録曲:Side 1 - 1.The Great Deceiver(4:02) 2.Lament(4:00) 3.We'll Let You Know(3:46) 4.The Night Watch(4:37) 5.Trio(5:41) 6.The Mincer(4:10)  // Side 2 -1.Starless And Bible Black(9:11) 2.Fracture(11:14)
■パーソネル:John Wetton(b,vo) Robert Fripp(g,mellotron) William Bruford(per) David Cross(violin,viola,key)
■リリース:1974年
■カバー・アート:Tom Phillips

このアルバムも随分と年季が入りましたね!

 キング・クリムゾンのStarless And Bible Black。邦題「暗黒の世界」です。
 初めて買ったクリムゾンのアルバムがこれでした。まだ、高校生だったかな。当時、宮殿は嫌いでした。演歌くさいエピタフが特に肌に合わず。また、その後のジャズロック時代は、ものすごくアングラ臭がしまして・・・。いまでは、どれも素晴らしく聴くことができるのですけどね。

白地のアルバムの劣化は長年聴き込んでいることの証ですかね?

 そんなわけで、当時は、これ、太陽と戦慄、レッドの3枚が全てでした。フリップ師匠の偏執的なメロディー、ビル・ブラッフォードの決して規則的なビートを刻むことに拘らないパーカッション、そうした中にあって時に優美なデヴィッド・クロスのヴァイオリン、そして、絞り出すようなジョン・ウェットンのボーカル。これらのアルバムは、思索的で凶暴で男気と包容力に満ちていました。

 このアルバムを棚から引っ張り出してくると、ジョン・ウエットン追悼モードになってしまいます。2017年の1月末に亡くなってから、随分経ちましたね。AsiaとU.K.とDistrict97のライヴを聴いて、最後は、一番好きだったこれで締めようかな。偉大なる詐欺師から夜を支配する人々まで・・・。

https://youtu.be/-O5Yvvz8XY0?si=0FxSLfRd49Co6t-Y


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