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Kevin Ayers ‎/ Whatevershebringswesing

■Kevin Ayers ‎/ Whatevershebringswesing
■収録曲 Side 1 - 1.There Is Loving Among Us There Is Loving 2.Margaret 3.Oh My 4.Song From The Bottom Of A Well // Side 2 - 1.Whatevershebringswesing 2.Stranger In Blue Suede Shoes 3.Champagne Cowboy Blues 4.Lullaby
■パーソネル:Kevin Ayers(vo,g,b,p) Tony Carr(dr) William Murray(dr) Didier Malherbe(flute) Mike Oldfield (g,b: B1) Robert Wyatt (vo: B1) David Bedford(key) Didier Malherbe(sax) Johnny Van Derek(violin) Gerry Fields(violin)
■リリース:1971年
■カバー・アート:Adrian Boot

この方は、カンタベリーのミュージック・シーンでは外せない一人ですね。ソフトマシーンのオリジナル・メンバーです。低音ボイスが特徴です。偏見ですが、風貌からは、こんな低音は想像できません(^^;;

このソロアルバムは冒頭のオケが原子心母っぽくって、3曲目がマックスウェルズ・シルバー・ハンマーっぽく、かと思えば4曲目はデヴィッド・ボウイかと思うような重低音ボイス。なかなかのバリエーションで攻めてきます。B1は狂気のエンディングっぽいですね。B2はほぼほぼダイアー・ストレイツ!いわゆるカンタベリーのジャズロックとは一線を画していまして、なかなか凝った作りのヘヴィーサイケ・ポップ・アルバムって感じです。そういう意味では、全くプログレではなく、ちょっとだけ実験的なこともしてみているけど普通のアルバムってとこかもしれません。

写真は、紙ジャケですが、お金に欲が出て売り払う前までは、初盤、Matrix / SHVL 800 A-1 // B-1を持ってました。初盤どうこうっていう中身ではないなと思ったんですよ。内容は、とめどもなくB級です。というか、内省的なアルバムって感じでしょうかね。一儲けしようと思って作ったものでは全くなさそうです。

このNoteで最初に取り上げるカンタベリーがこれかと思われるかもしれませんが、たまたま、部屋のCDプレーヤーの位置を変えまして、試し聴きにこれを入れたので、それならついでに書いてしまおうかと思ったところです。

初盤では(多分レコードなら他のプレスでも)最後の曲ララバイは、曲が終わった後の川のせせらぎのSEが無限ループになっています。アナログ盤ならではの遊びですね!

CDにはボートらが追加されていますが、今聴くと、ボートラの方がしっかり声が出てるし録音もくっきりしてる気がします。微妙ですね。ボートラ1曲目のStarsなんか、オリジナル版の曲よりもいいノリをしてますし?

ジャケットの絵は意味深ですね。ドイツの丁度同時期のバンド、バースコントロールのオペレーションを想起させます。紙ジャケでは、内袋も当時のものが再現されていて、お得な感じ!


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