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桜が散ってからの春が好き

桜が散ってから初夏までの間、
晴れたかと思えば雨が降り、
暖かくなったかと思えば冷え込む、
この時期が好きです。

なぜなら
景色がどんどん変わるから。

「二十四節気」では
「穀雨」と呼ぶそうですね。

恵みの雨で、
草木の緑色が明るくなり、
咲く花の色も増えてくる。

そんな季節を味わいます。

晴れた日のウォーキング

最近、出張やら悪天候やらで
なかなか実現しない
晴れた日のウォーキング。

先週はいなかった
春に咲く白い花、
ハルジオンがお出迎え。
緑もまぶしい。

早めに歩くこと30分。
体中の空気が入れ替わり
軽く汗ばんだ頃、
休憩地点に到着しました。

桜とコラボしていた菜の花が
まだ咲いていました。
別の種類なのかな?

集まっているのもいいけれど、
1本だけ
というのもいいな。
太陽に向って懸命に伸びています。

その足元に小さく咲いている
紫の子が、またかわいい。

近くに腰を下ろして
草の香りを吸い込みながら
軽くストレッチをしていると、
いろんな鳥の声が聞こえてきます。

鳥の声って、よく通るなぁ。
姿は見えないのに、すぐそばにいるみたい。

聞き慣れない鳴き声が。
ちょっと立ち寄っただけの
渡り鳥かな。

しばし楽しんでから立ち上がり、
一歩踏み出したところに
この子たちが。
何だかまぶしい。


帰りに通りかかる公園では、
子どもが元気に走り回っています。
どこぞの公園みたいになりませんように。

マスクも少しずつ外れてきましたね。
やっぱり表情が見えた方が楽しい。

近所の人が手入れしてくれている
小さな花壇をのぞいてみると、
花の色が増えていました。
目がよろこぶ、自然のサプリ。


元気をたくさんもらって
帰宅しました。

普段は麦茶を飲むところですが、
今日はいただきもののカルピスを。
どれも初めて見る顔だ。
ギフト用かな。

パインを味わってみる。

うま。
すっきりさわやか。
この季節にぴったりかも。

春づくしのホテルランチ

数日後、
都内のホテルでランチ。
冬の間にやった仕事の
お疲れさま会です。

毎年やっている仕事ですが、
今年はつらいことが多かったので、
いやすのにちょうどいいメニューでした。

春の香りのするパスタに

春の香りのするジン。

「庭のホテル・ダイニング流」さん

春づくし。

こむずかしい話はせず、
ひたすら春の味覚を味わいながら
楽しいひとときをすごしました。

何でもすぐ解決しようとしなくていい。
ちょっと寝かせたら、まろやかになる。

ゆったり平和な公園

1週間後、今度は
東京都立川市の「昭和記念公園」へ。

40年くらい前、
昭和天皇の在位50年記念事業で
米軍の飛行場跡地を公園にしたんですね。
ゆっくり端から端まで歩くと
1時間はかかる広さです。

歓迎してくれたのは
花束のような花壇と、新緑のトンネル。
香りにやさしく抱きしめられる。

広場では、
そよ風に吹かれて
鳥のさえずりを聴きながら
木陰でピクニックをしている人が。

ゆったりした空間。
平和なひととき。

木の影が、まんまるだ。
それが、この場所を
より平和なものにしている気がします。

「昭和記念公園」という名前に
改めて意味を感じる。

昭和という時代。
戦争から平和に。
基地から公園に。


菜の花の向こうに見える
樹齢100年を超えるケヤキは、
この公園のシンボルです。

木は、
そこにいてくれるだけで安心する。

どこからか、
子どもの騒ぎ声が聞こえてきます。

ふと「親」という字を思う。

どうか、
転んだら危ないからといって
走り回るのを止めさせないで。
転んだからといって
責めたりしないで。

見守ってくれているのが分かれば
立ち上がる勇気が出てきますから。


かたすみに、
満開の時期を過ぎた「ツツジ」が。

こちらの写真で、
大きさがわかりますかね。

置かれた場所それぞれに
ふさわしい咲き方がある。
ふさわしいタイミングがある。


公園の開花情報によると
今週の見頃はこちら
「ネモフィラ」

初めまして。
おきれいですね。

いや「初めまして」じゃないか。
近所の公園で見た子と同じだ。
でも、ここでは初めまして。

向こうでは、
明るい笑い声とともに
新婚さんが撮影をしています。
笑顔が満開の、いい写真になりそう。

よく見ると、まっ白な子がいました。
思わず目を奪われる。

元気の出るオレンジ
さわやかな水色
優雅な紫・・・
どの色もいいけれど、
白い花も素敵。


来週には、
また違う色と香りが
広がっているんだろうな。

今だけの楽しみ。
今ここを味わう。


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