noteは自己肯定感を保つための1つの手段だと思う
働き始めてから、極端に自分に自信がなくなった。
それまでも自信満々という訳ではなかったけど、自分の良いところは素直に認めることができていたし、「自分に自信がない」と感じることもなかった。
こうなってしまった原因の一つが「自己肯定感」の低下だと思う。
学生の頃は、「その考え方いいね!」「あなたはこういうところが素敵だよ!」「私もそう思う!」と、素直に言い合える友人がいた。褒められたり認められたりすることで、自分の存在を肯定することができていたし、無意識に周りと自分を比較し、自分の方が優れている部分を見つけることで自信を持つことができた。これは相手を蔑むということではなく、そのコミュニティの中での自分の強み(アイデアを出すのが得意、文章を書くのが得意 など)を確認できていたということだと思う。
そして今、私には同期がいない。
1番歳の近い12歳上の先輩(もはや歳が近いとは言えない)も今はお休みをされているので、ここ1年間は30歳以上歳の離れた人たちの中で仕事をしている。このような環境にいると、自分の率直な思いや考えを外に出すことがどうしても難しい。世代に加えて価値観が全く違うので、理解できないことが多い。かといって話を合わせないわけにもいかないので、自分の本音が登場する機会は皆無だ。基本的に「いやいやそれはさ〜」と否定から入るタイプの上司なので、本音を言うのは自分から攻撃を受けに行くようなものだ。日に日に自衛のための別人格が形成され、今では本当の自分を殺して会社に勤めていると言っても過言ではない。
私の場合は、こういった「分かり合えない」環境に居続けると、今まで無意識に行ってきた自分を肯定する作業ができなくなり、自信がなくなってしまう。というか、なくなってしまった。
この環境の変化によって自信を失っているということに気づいたのは、久しぶりに学生時代の友人たちと会ったときだった。ありがたいことに、私の友人たちは、人の良いところを見つけるのがとてもうまい。そしてそれを、とても優しく穏やかな言葉で伝えてくれるのだ。その時、久しぶりに人に褒められ、少し元気が出た。
そして最近、それに似た感覚を味わった。
それは、このnoteに投稿した時。
初めての記事は今後の決意を書いたもので、長くはないけど、なんというかとても真剣に、真面目に熱意を持って書いたものだった。それこそ私の職場の人に同じことを伝えたら「いやそれはやめといたほうがいいよ」「ちょっと難しいんじゃない?」と言われそうな内容だったが、時間が経ってからみてみると、全く面識のない人から、そっと4つの「スキ」がきていた。
https://note.com/ozaco/n/n1e07ddd99c02
一通りのSNSをやってきて、「いいね!」や「お気に入り」がたくさん集まるのとは、なんかちょっと違う感覚だった。
私のあの拙い文章を読んでくれて、少なくとも4人の人が、そういう考え方あっても良いよ!と言ってくれたのだ。素直に嬉しかった。
ブログとSNSの間のようなnoteは、同じ価値観を持つ人も、そうじゃない人も、色々な人の考え方知ることができる。
考えれば考えるほど、これってめちゃくちゃ画期的だな、と静かに感動してしまった。
これからnoteを通してちょっとずつ「人並みの自信」を取り戻していきたいと思う。
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