デザインは「センス」ではなく「言葉」にすることから始まると思うこと
こんにちは きたうみさむです。「デザイン」や「絵」、みなさんは得意ですか?
パッと聞いて「私にはセンスがないから」と思ってしまう人 多いのではないでしょうか。
私もつい最近まで、WEB制作の現場にいたのに「私にはセンスがないから」とデザインについて積極的に意見をしないように逃れていました。
でも、少し勉強しだすと
案外センスではないんだなあと思うのです。
デザインは結局毎日目に触れているものです。この商品なんでか知らないけれど手にとってしまう。それは狙って作られたものなのです。
誰か一人が感覚・センス・直感で作っているものなんて世の中そう多くはありません。もしあるとしても、余程天才でない限り世の中に出回ることはないでしょう。
ですから、デザインというのは慎重に慎重に、理論や過去のデータに基づき、計画的に練られたものだということです。
ではどうやってデザインすればいいのか?
「言葉にする」
ことからデザインはスタートするのではないでしょうか。
デザインに苦手意識のある人でも「言葉」なら触れたことがありますよね。
であれば、どんなデザインを作るか?言葉でまず説明できることが大切なのだと思います。
いきなり「ピンクとグリーンと。。。なんとなく黒を・・・」のような直感で作るのではなくて、
「商品である飲み物を引き立たせるWEBサイトにしたい」
「じゃあ写真を一番大きく目立たせよう」
「その次に商品の生まれたヒストリーを知ってもらおう」
「となると商品が映えるように背景色はシンプルに」
「落ち着いた年代の人が飲むイメージなので落ち着いたトーンで」
などのように言語化していきます。
この言語化の段階で、きちんと説明できなければそのデザインは誰かに浸透しづらい、ごちゃごちゃしたものになってしまいがちです。
だから良いデザインというのは必ず言語化のプロセスを踏むのだと思います。
つまり、言葉にさえできればあとは「商品を目立たせたい」→「大きく商品を配置する」「周りの色を白黒にして商品の色を目立たせつ」といった技術や知識になります。
決してセンスではないのです。
この気づきは、イラストや漫画を描く際にも応用できます。誰かの心を動かせるストーリーは、まずプロット(形にはしなくても頭の中で)として言葉にしていきます。
「こんなお話にしよう」と決まってしまえばキャラクターがより際立つようなエピソードを技術と型に沿って作っていく。
そんなものなのだと思います。
だから今回デザインを仕事としてみて、自分の「苦手」という思い込みがいかに思い込みたるか思い知った気持ちですし、
時間をかけて向き合っていけば型が身につきセンス問題は解消されるんだ!
という気づきになりました。
焦る気持ちがあっても型と向き合う気持ちは忘れたくないものですね。
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