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日本の歴史を学ぼう

大河ドラマから歴史を知る

NHKの大河ドラマを見ていると、リアルに日本の歴史の知識が増えます。
学校で学んだ歴史は何だったのでしょう。人名と年号と戦の名前など上っ面をなぞっただけのような気がします。

江戸幕府をつくった徳川家康と三代将軍はだれでも知っていますが、二代将軍はある時期まで知りませんでした。NHKの大河ドラマ を見て、秀忠を知りました。

日本の歴史にとって、通り過ぎる人物でないこともわかりました。

そして、新しい大河を見るたびに、己の歴史の教養のなさを自覚し、日本歴史を死ぬまでにどれだけ学べるのかと、命の短さを感じます。

但し、テレビドラマや映画などはフィクションが入っていますので、注意が必要です。ドラマの内容が史実だと信じ、,話してしまうと、知ったかぶりに見られます。

坂本龍馬と司馬遼太郎さん



坂本龍馬は日本人の好きな歴史上人物のベストテンに必ず入っていますが、龍馬が有名になったのは司馬遼太郎さんの小説「竜馬がゆく」が大きく影響しているといわれています。1968年には大河ドラマで放送され、坂本龍馬人気を不動のものにしました。

ある作家が「若い時、司馬遼太郎さんはなぜ、あんなにその時代に生きてたかのように、ものを知っているのか不思議だったが、歴史小説を書いてみて、その謎がわかった」と話していました。

歴史ものを扱った小説やドラマ、映画には史実に創作が加えられており、架空の人物が登場する場合もあります。特に今回の「光る君へ」の紫式部は資料が少なくないので、脚本家の創作が多分に入っています。

歴史の話をするときには、史実をしっかり踏まえていないと、恥をかくこともあるのでご注意願います。

大河ドラマは放送にあわせて、関連する歴史の本が多数販売されるほか、登場人物ゆかりの土地や史跡、博物館等でイベントが開催されるなど、その時代を勉強するにはもってこいの状況になります。

「光る君へ」から学ぶ、藤原氏の摂関政治



今回の「光る君へ」では藤原氏の摂関政治に興味を持ちました。
天皇に娘を嫁がせて、男の子を生ませ、その子を東宮から天皇にさせると、外戚の祖父となり、政治の実権を握る構図が、平安時代にあったのをリアルに理解しました。

天皇の決断は形式的には最も重いが、摂関家が気に入らない天皇を策を用いて退位させるなど、実質的な実権は藤原氏が持っていたことを知りました。

ドラマだけでなく、関係書籍などを読むことによって、知識が身についていきます。半世紀以上前に、中学高校で学んだ歴史は何だったのでしょう。

司馬遼太郎さんの小説がサラリーマンや経営者などビジネスマンに広く読まれたのは、学校教育では、学習しなかった歴史の醍醐味やリアリティを感じ取ったからだろうと思います。

日本史は選択科目で、日本史を選択せずに高校生活を終えた人は、日本人として大切なものを学ばずに学校教育を終えることになります。

大河ドラマをいくつも見ていると、人の権力に対する熱情に圧倒されると共に、その権力は何のために獲得するのかを強く考えさせられます。

豊臣秀吉の権力奪取



下層階級から成り上がり、日本一の権力者になった豊臣秀吉の権力奪取に賭ける思いは、並外れたものでした。

彼の天下取りは思うように戦や権謀術数が成功したと見られています。しかし、豊臣家の存亡については失敗です。秀頼が跡を継ぎ、その後の豊臣家の権力維持と繁栄を願ったはずです。


主君、織田信長を裏切った浅井長政を、織田勢の一員として打ち破り、後に長政、お市夫婦の三姉妹を手中にしました。彼女らの婚姻を采配、自分の思うがままに人を動かしていたのです。

そのうちの一人、江を家康の徳川家康の後継者、秀忠と結婚させ、三代将軍家光を生んでいます。ですから、浅井長政は滅ぼされましたが、その孫の家光から七代将軍の家次まで、浅井長政の家系が将軍職を継いでいるのです。秀吉は次の秀頼にさえ、天下を継がせることができず、豊臣家は滅亡しました。

歴史の皮肉

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