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洋菓子屋さんの名前に横文字が多い理由。

ケーキ屋、パティスリー、ショコラトリー、ブーランジェリーetc… 日本には、いろんなタイプのお菓子屋さんがひしめき合っております。おやつ天国日本。お菓子屋さんの名前についてる、色んな横文字。名前によって、お店のこだわりも垣間見えちゃうかも。


1.色々な名前がついている、洋菓子のお店

 
一昔前までケーキ屋さんで通っていたのに、最近は色々な横文字の名称がついている、洋菓子屋さん。店名はそれぞれ好きなお名前使われていますが、店名の前にも長めの横文字。使うのにもちゃんと理由あり。カッコ良い。だけじゃないのです。日本では定義が曖昧なので、主観も多めにふわっとまとめてみます。

ケーキ屋さん 昔からやっているお店に多い印象。店名に、○○洋菓子店、ケーキ○○、お菓子○○、など使われている。ショートケーキは必ず置いている。三角形のケーキ多め。アレルギー対応や、お子様むけお菓子充実。

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シャトレーゼ スペシャル苺ショート



パティスリー フランス語でお菓子屋さん。フランスやベルギーではパティシエの資格を持ってる人しかパティスリーとしてお店は出せないらしい。日本は受講すれば誰でもなれる、食品衛生責任者であれば、パティスリーでも洋菓子店でも名前の縛りはない。パティスリーってつける所はフランス菓子の流れを汲んでたり、実際シェフがフランスで修行していたりする。いろんな形や飾りのケーキがある。

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モンサンクレール セラヴィ



ショコラトリー フランス語でチョコレート屋さん。チョコレート専門の職人さんがチョコレートのお菓子作っているお店。小さい粒状のチョコレート(ボンボンショコラ)や焼き菓子をメインに作っている。

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テオブロマ ビーントゥボンボンショコラ



ブーランジェリー フランス語でパン屋さん。バゲットっていう細長くて硬いパンが置いてある。バゲットは代表的なフランスのパン。これでお店の味がわかるといわれている。(ここは日本だからおいてないブーランジェリーもある。バゲットは長さがかわるとバタールって名前に変わる。)ケーキ屋さんが、パンもやっているパターンも多い。

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この中のいくつか組み合わせているお店、例えばパティスリー・ブーランジェリー○○みたいなお店の名前なら、洋菓子職人とパン職人がいて、洋菓子とパンを専門的に作ってるお店だよ。ってことですね。(複数人とは限らず、全部1人でやってる所も。)

上記はあくまで一例で、日本のお菓子屋さんのネーミングに、そこまで厳格なルールはなさそうです。

ちなみにケーキ職人の名称パティシエは、ドラマのアンティーク 〜西洋骨董洋菓子店〜で滝沢秀明さんが演じ、チョコレート職人の名称ショコラティエは、ドラマの失恋ショコラティエで松本潤さんが演じておられましたので、日本中で知名度があがったと思われます。

(フランスでは、お店の細かい分類や、役割も色々あるようですが、長くなるので今回は割愛します。そもそもフランスでのお菓子や職人のポジションは、日本とちょっと違う。)


2.日本を代表する洋菓子屋さんとは


これは人それぞれ好みも色々あるはずなので、味はもちろん、歴史やお店も含めて、楽しめる所のおすすめです。お馴染みの老舗、不二家、コージーコーナー、モロゾフ、ユーハイム、シャトレーゼ以外にしております。


六花亭 北海道帯広の洋菓子屋さん。マルセイバターサンドが超有名。お店に行かないと生菓子は食べられないけど、本店は美術館のようで歴史を感じられる。和菓子も洋菓子もあって、焼き菓子は可愛いネーミングやパッケージのものばかり。


オーボンビュータン 東京の尾山台にある、伝統的なフランス菓子を作っている。洋菓子界で知らない者はいない、フランス菓子を広めた重鎮のお店。移転してから、お菓子だけではなく、お惣菜やソーセージなども扱っている。他のお店ではあまり見ないお菓子がたくさん並んでいて、見ていて飽きない。フランス行ったことないけど、フランスのお菓子屋さんってこんな感じか~が味わえる。クラシカルな洋菓子体験をぜひ。

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オーボンヴュータン


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