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ゲストハウスを開業するまで vol.17

前回は壁塗りの下準備について書きました。

今回はいよいよ漆喰塗り本番です。
ワークショップは冬のさむーい時期に2日間行いました。

今回は、豊岡の職人さんに講師として来てもらいました。
年配の職人さんですが、変に頑固じゃなくてこちらのやりたいことも理解してくださったので、大変やりやすかったです。話の通じる職人さんと知り合えるかどうかってすごく大切です。

ということで、自己紹介もほどほどに早速壁塗りスタートです。

まずは専用の機械で漆喰を混ぜ混ぜします。

こんな感じです。固さについて教えてもらいましたが、忘れました。
その日の天気によって微妙に水の量を調整するといいよって言われましたが、まぁそういうのは何回かやらないとわかりません。
その辺の加減をちゃんと教えてもらえると、後日ひとりでもできるようになります。

自分が担当する壁は自分で養生してもらってスタートです。
同じ作業ばかりを反復してやってもらうのではなく、全ての作業をまんべんなくやってもらうように心がけました。
ですので、あなたはこの壁担当、ってしたら基本的には他の人はノータッチです。ワークショップなので楽しむことが一番ですが、責任感を持ってもらうことも大事だと考えています。

みなさん、作業に夢中になると会話がなくなります。
コテに漆喰を乗せるのが難しいので、壁にベタっとつけて漆喰を壁に塗っていきます。最初はぎこちない人でも午後にはスムーズにできるようになっていきます。
ちなみにピンクの女の子は明石高専の学生で、これを機にこの後色々と積極的に手伝ってくれることになり、とても助かりました。

今回の漆喰塗りはツルッと仕上げるのではなく、表面が波模様みたいになるようにしました。理由としては、素人がピタッと仕上げるのは難しい、波模様に個性が出るのでおもしろい、海の近くなので波模様って感じです。
波模様の付け方は写真のように、木のコテで表面をなでるように模様をつけていきます。
これだと塗る時にキレイに塗れなくてもごまかしがきくのでおすすめです。

結局、2日間で2階のほぼ全ての壁が塗れました。
基本的にはみんなでやったのですが、職人さんがピンチの時に助けてくれたり、難しいところをやってもらったりしたのがとても大きかったです。

今回のワークショップで学んだこと
・信頼できる職人さんに協力してもらえるとかなり楽になる
・参加者は10人未満がちょうどいい(両日とも8名)
→1人の職人さんだとそれぐらいが限界
・下準備が大変。華やかな世界の裏には地道な世界がある
・お手伝いの中にしっかりした人がいると作業が捗る
・塗るまでの段取りが全て

ということで今日はここまで。
次回はなんちゃって板貼りについて書きます。

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