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地域性には抗えないけども。抗うのよ。

開業当初からの課題:季節変動にどう対処するか。

何度も書いていますが、ひととまるは海の近くにあるため、夏の売り上げが凄まじく、他は落ちます。他の民宿や旅館のようにカニ料理を始めれば冬も増えると思いますが、現状やる予定はありません。
季節による売り上げの変動が大きいので、閑散期にいかに来てもらうかを一番の課題にしていました。実は。

他にやっていないことをする。

はい、めちゃくちゃドヤ顔です。
でもこれは開業当初から意識していることで、他の民宿さんや旅館がしていることは基本的にはしない。
竹野にないものをやる、というのが私が勝手に決めた方向性でした。

商売的な戦略でもあるのですが、すでに地域にあるものを私がやっても意味ないですよね。例えばカニ料理は近所の民宿でおいしいところがたくさんあります。私が無理してそこに参入するよりも、お任せした方がいい。
仮にやったとしても経験値が高すぎて勝てない。
(ほんとカニ料理おいしいので、興味のある人は紹介します。)

だから、すでに地元にある魅力的なものはそのままにして、私が思う竹野に足りないものや、ないものをやろうと決めました。

それは季節変動を少しでも減らしたい。閑散期に来てもらうためにどうすればいいかを考えた結果でもあります。
他と同じようなことをしていたら、今までと同じように季節に大きく左右される商売になってしまう。だから海水浴以外の目的で竹野に来てもらえるような場所にしよう。
その思いで今までやってきましたし、「本のある場所、のほほん」を作ったのもそれが理由です。

その結果

開業当初予定していたよりも閑散期に来てもらえています。
ただ、目標に到達しない月がまだまだあります。というか到達している月もまだまだです。

もちろん私一人が頑張ったところで地域は簡単には変わらないのはわかっています。でも地域全体で取り組むのを待っていたら、その前に御陀仏してしまう。だから、地域の課題として取り組むのに協力しつつも、自分のところは自分のところでやっていく。そんな思いでやっています。

と言いつつも

最近はメンタルをごっそり持っていかれています。
やっぱり夏の破壊力ってすごいです。
ほっといても予約が入っていきます。(厳密には色々と対策していますが)
だったら夏にわんさか稼ぐ方が楽だし、健全なのではないか。そう思うこともあります。
地域の持つ魅力に素直にしたがって、お客さんのいない時期は宿をしめて別のことをするかぁと思うこともあります。

でもなぁ、それってなぁと。
なんだかんだひととまるの仕事が好きなんですよねぇ。
たまにめんどくさくなることもあるけど、好きなんですよねぇ。
お客さんが来ないよーと悲しくなることはあっても、じゃあどうするかって考えているときは結構楽しかったりします。

その地域に合った商売を考える、お店作りをするってのが王道だと思うし、むしろそれが自然な姿だと思うのだけれど、あまのじゃくなので、やっぱりそこに少し抗ってみたいんです。

願わくば同じような思いを持った人と、抗っていきたいのですが、今のところ寂しさロンリネスです。

先日、とある支払いのため入金しにいったら、通帳がなかなか厳しい数字になっていました。現実は厳しい!
(潰れはしないのでご安心ください、ビバ、キャッシュフロー)

あー、万札拾えないかなぁ。束で。
それじゃあ、また明日!

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