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ゲストハウスを開業するまで vol.34 (完)

前回は許可の話を書きました。

許可が取れたら、あとはオープンするだけですね。

否!

内覧会があります。

ということで地元の方向けに内覧会を行いました。

ただ改修自体はだいたい終わっていたのですが、やることはたくさんありまして、こんな感じで最後の最後に工程表を作りました。
というのも保健所の許可や消防の許可の兼ね合いがあって、日程ミスがあるとダメだったのと、作業漏れがないように洗い出しの意味もかねてやりました。余裕あるように見えますが、結構追い込みました。

工程表を貼り出して、己を鼓舞しながらの作業でした。

メニューの確認とか、追加の買い出しとか、内覧会の案内をしたりとか、パソコンと一心同体になるんじゃないかってくらい向き合ってました。
ちなみに先日イスの張り替えのことを書きましたが、実際に張り替えをしたのは内覧会の2日前くらいだったと記憶しています。
なので、実際は作業も終わってないことが多かったので、内覧会の日程を自分たちで決めておきながら、勝手に苦しめられていました。

そんな中、お祝いの品がたくさんの人から届いて本当に励まされました。
ありがたかったです。持つべきものは友ですね。

ということでてんやわんやしながらも無事内覧会初日を迎えました。
(人生初の白髪が生えるくらい頑張りました)

予想を超える人に来ていただきまして、お菓子を100個用意していたのですが、初日でなくなってしまいました。
正確な数は把握していませんが、2日間で150名を超える人に来ていただきました。

新聞社が取材に来てくれたりもしました。

ありがたいです。新聞見たよ!って声をかけてくれる人もいて、この時期はたくさんの人に会って、応援してもらいました。

それから本オープンまでは1週間あったので、1日休んだ後は残った作業を処理していきました。何をしたかはもはや覚えていなかったのですが、やっとオープンできるんだって喜びと、改修作業が終わってしまう寂しさと、やっていけるのかっていう不安がごちゃ混ぜになったなんともいえない複雑な感情で日々を過ごしていました。

そして、オープン当日。
バーはたくさんの人に来ていただき、忙しく、また宿泊も知り合いが2名、記念に泊まってくれました。

朝、お客さんを送り出してフーッとひと息。クタクタ。
高揚感と疲労感で疲れているのに、疲れていない無双状態だったと思います。思いますというのは、日々が濃すぎて、記憶が曖昧なんです。

それでも無事にオープンを迎えられたこと、たくさんの人にお祝いしてもらえてほっとしました。

それから無事平穏な日々をといけばいいのですが、やること盛りだくさんです。なんか忙しい自慢になっていますが、今回だけはお許しください。

実際に営業してみると気付くことがあります。
その気付きをそのままにせず、すぐに改善していきました。
そのリストが下のノートです。万全の準備とはいかないまでも、それなりに準備していたつもりですが、やっぱり気付けないことってたくさんあります。

オープンから1ヶ月は忙しかったです。
それでも人生で一番充実した日々でもありました。





オープンから2年が経ちました。
今までたくさんの素敵なゲストさんに出会い、楽しい思い出を持つことができました。ありがとうございます。

2年が経ち、バースペースが「本のある場所、のほほん」へと変わります。
その話についてはまたひと段落したころに書きます。

34話になった「ゲストハウスを開業するまで」も今回でひとまずおしまいにします。

明日からは以前のようなnoteに戻ろうと思います。
それではまた明日!

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