見出し画像

ゲストハウスを開業するまで vol.18

前回は壁塗りについて書きました。

今回は板貼りについて書きます。

2階の洗面所は以前はクッションフロアが貼られていました。

デザイン的にも好みじゃなかったし、シートが傷んでもいたのではがして床板をそのまま使うことにしました。シートをはがすと両面テープがところどころにしっかりと貼られていました。

両面テープをキレイにはがせばそのまま使えると思って、レッツトライ。
「両面テープ はがし方」「両面テープ 強力 はがし方」とGoogleで検索してみて、さまざまな方法を試しましたが、全てダメでした。
写真はお酢につけているところです。
この他には強力なテープはがしでもやってみましたが、効果なしでした。
なので、上から板を貼ることにしました。

地元の大工さんに相談し、やり方を教えてもらいました。
まず根太をセット。多分30センチピッチだったはず。
幅が広いところは床板のつなぎ目に当たる箇所です。広くないと2枚分の釘が打てないので広くしました。
それで元々の床板が多少歪んでいたので、水平を取るのが大変でした。根太の下にパッキンを挟み調整に調整を重ねてなんとか水平をとりました。
思ったより時間がかかりました。水平むずい。

洗面台も届いていたので、試しに置いてみて高さのチェック。

これは断熱材。床だけを断熱しても効果があるかは不明なのですが、やらないよりかはやってみよう!ということでやりました。
「ウールブレス」という羊さんの毛でできた断熱材です。高いです。

なんか暖かそうに見える。

下準備ができたので、いざ床貼り。
最初の一枚を貼るときは、隙間と歪みが出ないようにかんなで削って調整して貼っていきました。お世話になっている大工さんにお手本を見せていただきましたが、早いし、きれい。

床板はヒノキを使いました。
フロアーネイルをポンチで打ち付けていきます。エアーのやつがあったらもっと楽にできるのですが、贅沢は敵です。

水道管のところはドリルで穴を開けました。板に余裕がなかったので何度も練習してから本番に臨みました。(結局2枚ダメにしました)

ヒノキの色みがキレイ。ほっぺたをすりすりしたい。

完成。我ながらホレボレする仕上がり。

そのままだとシミが出来てしまうので、ワックスを塗りました。
できるだけ自然素材のものを使いたかったので、今回は蜜蝋を使いました。

ウエスで塗り塗りしていきます。

色が少しだけ濃くなり、ツヤが出ました。
洗面所なので、水のシミが出来ないか心配ですが、とりあえずこれで様子をみてみることしました。

これにて洗面所前の床貼り完了です。

学んだこと
・水平をとるのがとても大変。むしろ水平さえとれてしまえばあとは楽。
・つまりなんでも下準備
・工具が少ないので、何をやるにも時間がかかる。
・困ったときはすぐ大工さんに相談してやると早い。
・無垢材は美しい
・蜜蝋は定期的にメンテナンスしないとシミになる(後日談)
・床の断熱をしてもサッシが甘々なのであまり意味がなかった(後日談)

それでは今日はここまで。
明日は洗面所のタイル貼りです。

読んでいただきありがとうございます。 みなさまからのサポートは子育てに使わせていただきます。