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私設図書館を思いついたきっかけ

弊ゲストハウスにはバーも併設であります。
これはコンセプトの「地域の人と旅行者の交流」を叶えるためには必須なのですが、意外と運営が難しいです。

田舎です。
バーの文化はありません。
スナックの違いを教えてと言われることもよくあります。
そもそも他の飲食店が少ないので、2軒目での利用ってパターンが少ないです。
ちょっと一杯飲みたくてなんて、少ないです。
それでも来てくれる人はいるので、やめるわけにはいきません。

開業当初のコンセプトでもあり目標の「地域の人と旅行者の交流」の達成の道のりはなかなか険しいです。
場所を作ったからといって、人が集まるわけではありません。

「場所×運営×企画=人が集まる」です。

じゃあどうしようと試行錯誤です。
簡単には人が集まりません。
企画は単発で集めるにはいいですが、継続的に来てもらうのは難しい。
そもそも毎回イベントを企画してたら、ゲストハウスの運営そのものが破綻する。
そんな感じで手詰まり感を感じていたある日、閃きました
そもそも地元の人が来なくても地元の人と触れ合ったように感じればいいじゃないか!って。

繰り返しになりますが、コンセプトは「地域の人と旅行者の交流」です。
その先には、地域の人と交流することで、地域の魅力をより深く感じて欲しいという思いがあります。
なので、極端なことを言えば地域の魅力を感じてもらえさえすれば、地域の人と交流がなくてもいいことに気付きました。

そこで私設図書館の登場です。
地域の人にインタビューをし、その人の写真やプロフィール、好きな地元のスポットなどをパネルにします。
さらに、「人生に影響を与えた3冊」をテーマに本を紹介してもらい、パネルとともに展示をします。
まだ内容的にはつめる必要がありますが、その人に会わなくても人となりがわかるし、地域のマニアックな魅力も伝えられる。
「場所×運営×企画=人が集まる」→「場所×運営×企画=人を感じる」

そうすればどんな時だって、一定の非属人的な出会いが生まれる。

理屈はそんな感じです。実際にどうなるかはやってみてからのお楽しみです。スケジュール的にはこの冬に大規模リニューアルをしようと思っています。
その様子もこのnoteで報告していくつもりですので、ぜひ見てください。


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