地方に3年住んだら、いいことも悪いこともわかってきたって話。
兵庫県の最北端の町に移住して3年半が経ちました。
この3年半で私の中に明確な変化が起きました。
それは、地域の嫌だと思うことが出来てきたってことです。
例えば
・近所付き合いってすごくいいなあと思う反面、わずらわしいなと思う人が出来ました。
・買い物はネットでできるからいいやと思っていましたが、ゲストハウスを始めたり、子どもができるとやっぱり不便だなと思うようにもなりました。
これってつい最近まではそんなことなかったんです。
なんでだろうと考えてみると、今まではポジティブに捉えられていたことが、ネガティヴ側に転ぶようになったからなんだと気付きました。
じゃあなんでネガティヴに転ぶようになったのか考えてみると、多分今の生活に飽きちゃったんです。
3年住むと、さまざまなことを経験します。
今まで新鮮に思えてたことが、色褪せてくるんです。
なんかもうわかっちゃった気になっちゃうわけです。
ゲストハウスの経営も低空飛行ではあるものの安定してしまったし、
四季の変化もわかってきちゃったし、地域の限界に気付いたりするわけです。
そうすると、今まではいい風に捉えていたものをだんだんと悪く捉えるようにもなってきちゃうんです。
どうせ、ここは田舎だからとか思うこともあります。
当初は都会にないものを田舎に求めてきたわけですが、今度は逆の現象が自分の中で起きています。
もちろん、都会に帰るほどの強い心境の変化ではありませんが、3年ってそういう一つの節目なんだなと強く実感しています。
移住したばかりの時、よく地元の人に言われました。
「ここには何もないから」
その時、「そんなことないですよ、素敵な自然や人がいっぱいいるじゃないですか」と心から答えていた私。ないものはないで、あるもので楽しみましょうと思っていました。
でもこのままだと「ここには何もないから」と言う側になってしまいそうです。
それでは日常がつまらないものになってしまいます。
自分の中の好奇心を満たすような生活環境を作ったり、探す努力を怠らないようにしたいと思います。
まだまだ知らない魅力が、きっとたくさんあるはずです。
3年経って、これからが本番。
飽き性な自分とどう向き合っていこうか、これから作戦を練っていこうと思います。
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