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ゲストハウスを開業するまで vol.15

前回は作業の流れについて説明しました。

今日は2階のペンキ塗りについて書きます。
2階は和室が5部屋あります。下の写真のような3室続きの部屋と独立した2部屋がありまして、写真の3室続きの部屋は1部屋と2室つなげて1部屋にわけます。
独立した2部屋のうち、1部屋は物置、もう1部屋は客室にするので、合計3部屋が客室、1部屋を物置にすることにしました。

ものを整理して、簡単に掃除したらこんな感じになりました。
写真だとわかりにくいのですが、柱や天井の縁の色がバラバラで統一感がないこと、古くて傷んでいる箇所があったので、オスモカラーというドイツ生まれの自然塗料を使って塗装することにしました。

オスモカラーは普通のペンキに比べると高いのですが、自然塗料で嫌な匂いがしないこと、木目を潰さずにいい味が出るので、私は好んで使いました。
使ったのはワンコートオンリーのウォルナットです。
塗り方は後ほど説明します。


畳を撤去して、新聞紙で簡単に養生をします。
壁はまた塗り直すので、養生しませんでした。

ワークショップにして職人さんに教えてもらいながらみんなで一斉に塗りました。10人以上集まってくれました。
簡単な自己紹介のあと、みんなでラジオ体操。
ワークショップは作業を進めることよりもみんなで楽しくできればいいなぁと思ってやりました。

全体の流れと塗り方について説明をしてもらったら、人が多かったので、部屋ごとにわけて早速作業開始。

塗り方ですが、ちょっと伸ばし気味に塗ります。刷毛は100円ショップで売っているものでいいです。
それで一度塗ったら20分くらい放置して、そのあとウエスで拭き取ります。
ただそれだけです。


私たちのやり方はオスモカラーで説明されている塗り方ではありませんが、色ムラが出ないのと誰でも同じような仕上がりになるので、この塗り方にしました。

縁は天井が汚れないように慎重に塗っていきます。
自己申告で几帳面だと名乗った人に塗ってもらいました。

こんな感じの色に変わっていきます。

うん、シックな感じに仕上がりました。

こんな感じです。写真だといまいち伝わりにくいですが、統一感が出たのと、部屋が引き締まって見えるようになりました。

今回のワークショップで準備したものたち。

このワークショップ一日では大部分が終わったのですが、天井の細かいところが大量に残っていたので、後日3日間くらい作業しました。

実はワークショップの日にトイレの壁も塗ってしまおうということで塗りました。ここは学生に全面的に任せてやってもらいました。

トイレ周りは汚れたら困る場所があったので、ちゃんと養生をして塗ってもらいました。

今回のまとめ
・ワークショップでやると一気に進むし楽しい
・段取りで時間がかかるので、地味な作業を事前にしておく必要あり。
・塗り方に個人差があるので、ペアの組み方や担当の割り振りを工夫するといい。
・ワークショップ後の確認や細かい作業が以外にあるので、翌日に数人でやれたらやっちゃうのもいい。
・地味な作業こそが全て

ということで今日はここまで
明日は漆喰塗りについて書きます。

それではまた明日!

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