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ゲストハウスを開業するまで vol.8

前回は契約したところまで書きました。

今回からは改装編です。
とはいえ、すぐに改装!というわけにはいかないので改装前の準備編です。
改装するにあたって以下のことをふんわりと決めました。

①スケジュール
②予算
③ゲストハウスのイメージ
④事業計画書

①スケジュール
スケジュールはガントチャートを作って、整理していきました。
GWまでにオープンしたかったので、3月末には工事が終わるようにスケジュールを逆算して組みました。当初の予定だと10月から工事する予定だったのですが、準備の準備をしていたら11月になったので工期は5ヶ月で設定しました。

上の写真は全体のスケジュールです。
同じように、工事のスケジュールも細かく作りました。
そんなこと考えずにやってしまえって気もしたのですが、全体の流れを大まかにでも把握しておきたかったので、手間ですが作りました。
※結果的に予定通りにいきませんでしたが、基準となるスケジュールがあったので、どのくらい遅れているかがわかり、精神衛生上よかったです。

②予算
一つだけルールを決めていまして、それは「借金をしないこと」です。

理由は
・自信はあるけどうまくいくか不安なので、逃げ道を用意しておく
・最初に完璧なものができるはずもないので、追加で設備投資できるだけの余力を残しておきたい

色々な考え方があるので、正解はありません。
ただ私にとって最適解は「今あるお金をうまく回して始めること」でした。
仮にダメだったとしてもやめればいいだけですし、もしうまくいけば追加で投資すればいい。

誤解されたくないのは、「手を抜いている」わけではありません。
自分が持っているリソースをどう分配するか考えた時に、最初に持ち駒全てを使うのはただの博打で、一度分配した上で今回使えるものの中で全力を尽くしたって感じです。

借金をして事業を開始するぐらいの覚悟がないと一人前に慣れない!みたいなことも言われました。気持ちはわからんでもありませんが、少なくとも私には合わないので、聞き流しました。
逃げ道をちゃんと作ってあげることで、むしろ勝負に出られることってあると思っていて、退路を絶って死に物狂いでやるってのも一つの方法ですが、私にとっては健全な状態ではないと思ったので、無借金で始めることにしました。
ちなみに予算は、協力隊の活動費、補助金、自己資金の3つをうまくやりくりして捻出しました。


③ゲストハウスのイメージ

以下のことを決めていきました

・コンセプト
・ターゲット
・建物の使い方(間取り)
・内装デザイン

コンセプトは「地域とゲストが交流できるゲストハウス」とすでに決まっていたので、それをより達成するためにはどうすればいいか。どんな方に来ていただきたいかをまず考えました。

そして、それがとりあえず決まったら、今度は改装の中身について決めていきました。間取りは一度決めたらなかなか変えられないので、早いうちに使い方を決めて、細かいデザインについてネットでイメージ写真を検索しながら固めていきました。
頭の中に漠然とあったものを形にし、しかも妻と共有するのって意外と大変で、さらに統一感も必要で、資料も作りましたが、実際は工事しながら修正していったって感じです。

これは大家さんに説明する時に作ったものですが、ここからさらに細かく考えていきました。

④事業計画書
どこかに提出する義務があったわけではありませんが、自分のためにちゃんと作りました。特に収支計画書はアドバイザーの方に何度も意見をいただき精度の高いものを作りました。
やってみないとわからないのは当たり前ですが、目標値とか必達目標が数字で出るのはわかりやすくていいです。
結果的に収支計画通りの結果にはなりませんでしたが、修正しながら今でも定期的にチェックしています。
そのおかげで、目標も明確になりますし、季節変動や無駄な経費などがすぐにわかるようになっています。

今回は結構真面目な内容になりました。
次回からいよいよ改装のお話です。

それではまた明日!


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