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野菜作り奮闘記 お母さんへ

これまでの経緯

今年のゴールデンウィーク 5月3日から畑仕事=トウモロコシ、枝豆の栽培を自分なりに工夫してやってきた。結論から言ってしまうと、野生の方々(狸、狐、ハクビシン等)との戦いもあったのだが、それぞれの作物を収穫できた。味も申し分ない。

一番嬉しかったのは、闘病中の母に自分が作ったトウモロコシ、枝豆を食べてもらったこと。そして、合格点をもらえたこと。子供が3人いて、父親は、マグロ延縄漁で1ヶ月近く家にいない中で、夏にはトウモロコシや枝豆を食べさせてくれた母親。そんな苦労をこの歳になってやっと気づきました。

本当にありがとう。

以下は、どちらかというと、母親から教わったことを、備忘録の意味、来年の自分の畑作業の参考にするために残しておきます。ある意味、母親への宿題の報告みたいになるかも(笑)

はじまりは、土づくりと草取り

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まず野菜を栽培するにあたって、場所の確保をする必要があるわけだけど、母親が作業していた畑を借りてやってみた。

最初のハードルとなるのが、土づくりと草取り。

しばらく、農作物を植えていなかった畑を借りたので、畝の痕跡は残っていたものの、土が硬くなっていた。耕運機は持っておらず、実家にあった鍬一つで、トータル10本ぐらいの畝づくり。それだけでけっこう背筋が張る。40歳も超えてくると。。。(笑)さらに、草取りも同時並行的にやるので、結果的にメタボおじさんには良い運動にもなった。

ある程度、畑の土がこなれた後に、苦土石灰、有機肥料を散布して、やっと種まき前の準備が完了。ちなみに、この状態で少し土を寝かせないといけないそうで、私は、1週間ほど種まきに時間を空けた。

種まきと草取りと追肥

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次に、近くのホームセンターでトウモロコシ、枝豆の種それぞれ購入し、等間隔で3粒ぐらいにして撒いた。芽が出るまでが、若干ヤキモキ。だいたい、2週間後ぐらいに、芽吹き始めてからは順調に成長。母親からは、適宜、追肥と土寄せのタイミングなどのアドバイス有。

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一方で、芽が出てからも、畑仕事で草取りは避けられないことを身をもって体験。。今年は長雨が続いたこともあって、週末ごとに、草取りを行う日々が続いた。母からのアドバイスに従って、草取り後にトウモロコシ向けに追肥を2回ほど実施。ちなみに、畑仕事は、基本的に週末に行うスタイルでやってみた。今年は、コロナの影響もあって、仕事の調整がし易かったも良かった。

防獣用ネット1号 ハクビシンとの戦いに敗れる

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今回、栽培することにしたトウモロコシは野生動物の皆さんには、大変喜ばれる作物です(笑)なので、ある程度、成長してきた段階で、父親の協力を得て防獣ネット(通称1号)を設置。出来る限り友好的に対応させていただこうと思っていました。しかし、野生の方々(特にハクビシン)の方が数段上手でした。。。

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2020年7月23日の朝、1号の周りを見てみると、トウモロコシの無残な姿が。。朝から物悲しい気持ちになる。どうやらハクビシンさんの活動の模様、母が夜中に鳴き声を聞いたとのこと。残念ながら、野生の住民と直接対話(写真撮影?)による解決は出来なかったことが心残り。。。(笑)

今後のために、どこから侵入されたのか調べてみると、どうやら網を破ってこのような惨状を引き起こしたのだと判明。漁業で使用されていた大き目な網目のものを使用していたのだが、陸上の住民ハクビシンさんには強度が弱かった。頭の中で、対ハクビシンへのディフェンスラインを築くべく、新しい防獣ネットの仕掛けを考えた。

防獣用ネット2号 鉄壁のディフェンス!

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1号の反省もふまえて、もう一つの畑に設置する防獣ネット(通称2号)の網については、ホームセンターで小さい網目でより強度があるものを購入。そして、土との接地部分についても、キャンプ用のペグを購入して出来るだけ強く固定し、さらに大き目な石などを置いて強化を図った。鉄壁のディフェンスラインを敷いた結果、ハクビシンらの野生の集団からの突破はなく、無事、トウモロコシも成長。パチパチパチ。1号がハクビシンとの対決に負けたこともあって、2号の成果に喜びもひとしお。

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その後、友達と行った野菜の収穫祭で、自分が作ったトウモロコシは大好評!自分たちで作ったものをシェアしながら、ワイワイ話しながら楽しく食べる。コロナの状況もあり、ソーシャルディスタンスを守らなければなりませんが、このように外で食事するひと時が非常に贅沢だなと。ゴールデンウィークから始めた畑仕事が、これで報われた。

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まとめ

長々と今年の春から夏にかけての出来事を書いた。やはり、素人なりに野菜作り対して、若干の難しさを感じた。一方で、このぐらいなら週末の時間で行うスタイルでも対応できることが分かってきた。同時に、日常の中に、ちょっとした非日常を組み込むと、精神的にリフレッシュできた。

一番の収穫は、土いじりする活動が週1回あるだけでも、何か自分の暮らしが豊かになったと感じたこと。そして、家族、周りの人に喜んでもらえたこと。それがシンプルに嬉しかった。

次は冬野菜として大根を栽培する予定。冬に美味しいおでんが食べたいという、個人的な欲求に素直にしたがう(笑)次なる実験のスタート!



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