見出し画像

The Great Hack 感想 SNSの闇

みなさんはThe Great Hack というドキュメンタリーをNetflixで観たことがありますか?これはビッグデータ×心理学×デジタルマーケティングの闇に関する作品です。現代社会に生きる者として絶対に観るべきといえるほどの作品です。2016年のアメリカ大統領選挙、イギリスのブレグジットと2つの大きな選挙にケンブリッジアナリティカという政治コンサルティング会社が大きく関わっています。他にもブラジルやミャンマーなど様々な国の政治にも関わったとされています。ケンブリッジアナリティカはフェイスブックから不正入手した個人情報を利用し国民をデジタルマーケティングにより、操るかのような戦略を実践していました。国民全員をターゲットにするのではなく、説得可能者という存在を狙い撃ちしました。これは一種の洗脳とも受け取れるような戦略です。現代社会ではビッグデータにより、個人の細かなデータを解析することが出来き、目的に応じた適切な情報をターゲットに浴びさせることが出来ます。果たしてこのような状況下で自ら納得した結論を出すことが出来るのでしょうか?

このようにビッグデータ×心理学×デジタルマーケティングを活用することでプロパガンダを煽動することが容易い時代になり、民主主義社会の崩壊が始まったと言われるようになりました。私は人間がこの戦略から逃げるのは極めて難しいと思います。人の思想はこの戦略により簡単に変えることができます。このような時代で情報に煽られず自分の意思で物事を決定するためにはどうしたら良いのでしょうか?私はこのような事件が起こったこと認知している身でも自信を持って操られないと言うことは出来ないです。データと人権。どのようにい扱っていけばよいのでしょうか。

このようなことはビジネスの場面でも日々起こっています。広告は街中、インターネットの中といった身近な世界に無数に溢れており、知らず知らずの内にイメージが構築されています。そのような中で時々、誇大広告や炎上商法と言った不快なものに出会います。一見すると馬鹿らしいですが一定の効果があるのも事実です。私はこの状況の中で正しく情報の取捨選択をするためにはマーケティング戦略に対してクリティカルな視点を持つことがとても大事だと思います。

混沌とした現代社会で自分らしく生きるのは想像以上にハードだと感じました。

The Great Hackと関連するリンクの記事を貼っておきますので是非ご覧になってください。また、このことを少しでも他の人に共有していただけたら幸いです。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?