ざしきおやじ

文を書く妖怪。たまに絵も描く。

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最近の記事

「信仰と呪い」6/27日記

・六畳一間に突如鳴り響くチャイムの音に怯えている。イヤホンを耳に装着し、布団にくるまり、音から逃げる。扉の向こうにいる優しい人たちの優しい言葉に僕は殺されないように。彼らの言葉は優しく僕を否定するんだ。 ・家族と本音で話せるようになりたい。ずっと苦しんでましたと、言いたいよ。 ・あるいは、新しい「家族」がほしい。 ・嘘をつき続ける、そんな覚悟も尊いね。だけど、それは自分の人生を親に捧げるってことと同じだ。そんなのやだよ。 ・親とこの街の宗教関係者が繋がってると知った時

    • 「もう少し」6/26日記

      ・意図がない=糸がない 掛け言葉を使った作品を書(描)いてみたい。 ・忘れられない言葉 「悪くはないんだけど、もう少しなんだよなぁ」  高校時代、演劇部に入っていた頃聞いた言葉。その日は確か大会の前日で、大道具や小道具の搬入していたと思う。小道具の入った段ボールを搬入していた時、トラックの傍で顧問と副顧問が話していた。何を話しているのか気になった僕は、聞き耳を立てた。すると、二人が僕の演技について話しているのが分かった。具体的に僕の演技のどの部分について話していたかは聞

      • 「微笑みの国」6/25日記

        ・マヨネーズは最強の調味料。あらゆるものを美味しくしてしまう。いや、違う。この世の食材が不完全なのだ。マヨネーズのかかっていない食材は色のついていない絵画と同じ。彼らは皆、マヨネーズを待っている。我が身をマヨネーズで染められるのを。 ・宝石の国読了。以下感想。ネタバレあり。 ・月人は美しいものしか見ていない。彼らはもともと人間でありながら人間が抱く憎しみや恨みのような汚い感情が理解できない。だから彼らはフォスの剥き出しの感情を前にしても、微笑んでいられる。まるで人間の愚か

        • 「壊す快楽」6/24日記

          ・コッコッコッという音で目を覚ます。薄目を開けて窓の方へ目を向けると小さな鳥がベランダの手すりに止まっているのが見えた。小鳥と目が合う。すると小鳥は突然、手すりから飛び上がり窓に向かって突撃し始めた。そして、その鋭い嘴で繰り返し繰り返し窓ガラスを突っついた。コッコッコッ…コッコッコッ…午前6時のことである。 ・朝食に昨日の残りのお好み焼きを食う。キャベツともやしのお好み焼き。金がない時はいつもこうだ。朝から食べるには少々重すぎる。それにいい加減飽きた。たまにはお味噌汁にご飯

        「信仰と呪い」6/27日記

          「あんぽんたん」6/23日記

          ・ノートパソコンが昇天した。遂に来たかという感じだ。前々からWi-Fiの接続が悪かったり、wordファイルが正しく保存されなかったり、壊れる予兆はあった。だが、まだ大丈夫だろうという謎の自信を持ち続けた結果、突然うんともすんとも言わなくなった。老いた犬を死なせてしまったみたいだ。 ・スマホ版のエクセルを触る。 PC版もほとんど触ってきていないのでかなりあたふたした。どうすれば、自動入力が出来るのか分かるまで2時間かかった。明日忘れていたらどうしよう… ・暑かった。エアコン

          「あんぽんたん」6/23日記

          狂戦士の甲冑

          新アニメ版の『ベルセルク』を一気観した。 理由は単純明快。 『ベルセルク』の続編が連載再開されるというニュースを目にしたからだ。 昨年5月、三浦健太郎先生が亡くなられ絶筆かと思われた漫画版を 三浦先生の盟友、森恒二先生監修の元再び描き進めるそうだ。 私はミーハーである。 ニュースを目にした途端、ベルセルクへの想いがむくむくと膨らんで、気づいたらサブスクでアニメを身漁っていた。 やはり何度見てもベルセルクは面白い。今なお続く厨二病を発症させた漫画なだけあって、私のハート

          狂戦士の甲冑