「微笑みの国」6/25日記
・マヨネーズは最強の調味料。あらゆるものを美味しくしてしまう。いや、違う。この世の食材が不完全なのだ。マヨネーズのかかっていない食材は色のついていない絵画と同じ。彼らは皆、マヨネーズを待っている。我が身をマヨネーズで染められるのを。
・宝石の国読了。以下感想。ネタバレあり。
・月人は美しいものしか見ていない。彼らはもともと人間でありながら人間が抱く憎しみや恨みのような汚い感情が理解できない。だから彼らはフォスの剥き出しの感情を前にしても、微笑んでいられる。まるで人間の愚かしさを受け止める仏のように。
・きっと、極楽浄土は月人の国のように微笑みで溢れているのだろう。だとしたら極楽なんて願い下げだね。
・Twitterをやっているとアイコンに発言が引っ張られることがある。演じているつもりはないのだが、気づいたら自分ではなく、そのアイコンが喋りそうなことをツイートしている。
人間は自分の外見や体、アバターに言動を左右される生き物なのだろうか?
だとしたら、宝石たちは?月人は?
彼らの言動はどのようにその姿に影響されているのだろうか?
不滅な体を持つからこそ、彼らが何かに執着することはないのかもしれない。数千年の時を生きる彼らにとって人間の執着などとるに足りないものなのだ。
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