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さぁ、今こそ〇〇やろうぜ。

一回り年上の方から、よく言われます。
 
 

「若いうちに〇〇しなさい」

 
 
 

この〇〇には、恋愛やら勉強やら遊びやら、
色々入ると思います。

全てをクリアしながら生きてはいけませんし、
やはり世の大人はみな何かしら、人生にやり残しを抱えて生きているんだなぁ…と感じます。

他人事みたいに言ってますが、私も後悔ばかりの
人生を送ってますから、「世の大人」の1人です。

「若いうちに…」という彼らの言葉は、やり残し
が積もり積もって生まれたもの…
「後悔の石油」と言っても過言ではありません。
貴重でありながら、重いアドバイスなのです。

さて。

ところがどっこい、〇〇しなさいと言われても、
この〇〇が案外ハードルが高い。

恋愛?
いや、相手がいません…

勉強?
うーん、やり過ぎて燃え尽きました…

遊び?
働かなくていいなら、遊びますよ…

と言った具合です。

なので、今日からやるぜ!って気持ちが、
中々湧いてきません。
心のどこかで、「今じゃなくても…」と
考えてしまう自分がいます。

かと言って、何も行動しなければ、将来
自分も石油を絞り出すことになります。

今すぐできることってなんだろう?

少し考えて、思いつきました。


 
 
 
 

そうだ、「馬鹿なこと」をやろう。

 
 
 
 
 

何だと?馬鹿野郎!!!

…と、怒られそうな気もしますが、
私の答えはこれです。

当然ながら、人に迷惑をかけないような、
「自己完結馬鹿」に限ります。

徹夜でカラオケとか。

ケーキバイキングでドカ食いとか。

パラパラ漫画1000ページとか。

すぐ終わるものや時間のかかることまで。
世界には「馬鹿なこと」で満ち溢れています。
 

「しょーもない」と断ずるのも無理ないですが、
若くなければ「馬鹿なこと」ができないのには、
ちゃんと理由があります。
 

まず、馬鹿なことは大体無駄だからです。
 

心身ともに元気でなければ、無駄なことは
できません。
 

歳を取り、元気も時間も寿命もない中では、
無駄なことはやっていられない。
必要なことにエネルギーを費やさなければ、
生きていけなくなります。
 

そして、馬鹿なことは時間が経って初めて
「楽しかった思い出」になるから
です。
 

その時点では無駄で、意味もなく、馬鹿馬鹿しい
行いであっても、10年20年経った後で振り返って
見た時には、かけがえない思い出になっています。
 

若い時にしかできなかったことを、自分は
確かにやったのだ。
二度と戻れないあの頃を、自分は確かに
楽しんだのだ。
 

そんな風に、充実感をもって、「あの頃」を
懐かしむことができるのです。
 

きっと、馬鹿も無駄も、人生を彩るには
必要なんじゃないでしょうか。
 

…と、ここまでつらつらと書きましたが、
私はギリギリ若い側の人間です。
未経験者なので、本当は偉そうに語れません。
 

実際は、どうなんでしょうか。
 

大人の皆さん、如何でしょうか。
馬鹿や無駄は、やっぱり馬鹿で無駄ですか?
 

そんな問いかけで内容を締めつつ。
 

僕は今日、深夜にカップヌードルを食べます。
 

今のうち、今のうち。

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