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D58-4 生物の進化を支配する宇宙の生物遺伝学的基盤 アリシア・アラウホへの報告 [3]

#OOMO
#UMMO


日付: 1967年4月
宛先: アリシア・アラウホ
言語: スペイン語



これまでの報告で 細胞の受容体とコード化機能についてまとめてきました。

しかし、科学的価値を失うことなく、細胞内プロセスの完全かつ詳細な研究を抜き出すことは不可能であることをお断りしなければなりません。


したがって、私たちの目的は、BAAYIODUULAA(生化学)の分野における私たちが達成した進歩を、科学的普及のレベルでお知らせすることです。


この点は、皆様にもご理解いただけるはずです。

このグループのメンバーの平均的な文化レベルを考慮して報告書が書かれていますが、皆様の多くがある種の科学的概念を理解することが困難であるとすれば、特殊なケースを除いて、これらの研究とは縁遠い職業に就いているOEMII(人)に合わせるよりも地球の生物学者に適した専門用語を使い、数学・化学的定式化に頼って文書を口述することなどできるでしょうか?


ですので、私たちの使命は、基本的に重要であると思われるいくつかの原則を簡潔にお伝えすることです。

しかし、そこには明らかな困難があります。

地球の科学者には知られていないBAAYIODDUUのような特定の要素の存在を説明するためには、染色体に含まれる遺伝暗号のような、地球の技術者もご存知の概念や要素を引き合いに出す必要があります。

しかし、皆様の中には、地球の生化学の最新の発見を知る機会すらなかった方もいらっしゃるでしょう。

そのため私たちは、生物科学の素人に対しては、開発した概念のうちどれが地球にあるもので、どれが他の地球外文明でのみ知られているものかを指摘するよう注意しています。


一方、量子力学について深い知識を持たない人々や、現在の地球物理学のこの概念を知っている人々にとっても理解しやすいように、純粋に教育的な価値しかない比喩を使う必要があります。


ですから、BAAYIODUUでクリプトン原子が楕円軌道で対になって回転していると言ったり、エネルギー準位や原子亜層内での電子の「ジャンプ」に言及したりするとき、私たちは記号的な言葉を使っているのです。


また、地球の物理学者たちによって作られた量子力学の構造全体が、実際には何の根拠もないエンテレケイアのようなものであることにもご注意ください。

例えば、地球の物理学者にはおなじみの概念、「電子のスピン」を引用してみましょう。


あなた方は(研究の未熟さゆえに)、例えばいわゆるゼーマン効果について納得のいく説明をすることができず、スピンの角運動量という概念を作り出し、その薄っぺらな仮説の上に数学モデル全体を構築しているのです。

私たちは、このような誤解が、地球の物理学におけるより現実的な原子モデルの精緻化を遅らせていることを警告いたします。あなた方がスピンと呼んでいるものは、あなた方の数学者が仮定しているものとは全く異なるものなのです。


実際、N次元の空間ネットワークを考えた場合、IBOZOO UU(空間点)で交差する2つの直交する軸上の変形を、あなたが静電場-磁場と呼ぶ場合、あなたの惑星の専門家はそれをベクトルで表し、量子番号を割り当てるようにしなければなりません。
そうすれば、物理学の素人にも理解しやすくなります。


それはまるで、ピクニックや家族がお弁当を広げているところを遠くの山から眺めている人が、地面に敷かれた敷物と隣に座っているハイカーのスカートを混同し、全体を一着の服だと思い込んでいるようなものです。


このような話をするのは、科学的概念を説明することがいかに難しいかを理解していただくためです。地球の科学用語を使えば、真実を覆い隠し、改ざんすることになってしまいます。

先に述べたように、このような地球の仮説はその起源に欠陥があるからです。

また、あなた方が自分自身で作り上げた誤りや不正確な考えを事前に説明するという論理的なやり方をしようとすれば、そのために何ページものタイプをする努力が必要となるでしょう。


その全容にうんざりすることがなかったかの様に、あなた方の多くは地球の仮説すら知らず、このような科学分野の教育を受けるよりも、テレビの洗脳に従う方が面白いと思っています。




前回のレポートでは、細胞は2つの経路、すなわち電気信号と化学信号を通じて情報を受け取ることができるとお伝えしました。


前回の学習で挙げた例のような甲殻類が、周囲の環境の性質を生殖細胞に知らせるプロセスは非常に複雑であり、あなたが興味深いと思われたのなら、さらに一連の報告をする価値があるでしょう。

要約すると、上記のカニは岩の色(青緑)の光りによる刺激を目で捉えます。

これは、神経電流の形でコード化された刺激が胚神経系の単純な器官に影響を与えると同時に、一連の代謝(つまり生化学的)変化を引き起こします。この場合、カリウムと窒素のレベルが変化し、細胞は視覚レベルで外界の状況を知ることになります。


細胞膜を通してイオン移動のバランスが変化し、細胞代謝が細胞質から核へと伝わる一連の変化を受けます。


この変化は、細胞質内の水分子を構成する酸素原子の最も表面的な下層のレベルで起こり、自動的に電子重力場の定量化された変化を生み出します。


物理学に詳しくない人のために、このことを少し説明しておきましょう。


電子の属性のひとつに質量があることはご存知でしょう。

私たちは、あなたを混乱させないよう、OYAAGAA(地球)の物理学者たちが設計した電子のモデルを想定します。

電子の質量が調和振動運動を描くと、ある条件下で重力波が発生し、その結果エネルギーが失われます。

このような条件下では、電子は消滅し、いわゆる別の原子の部分粒子に変化します(このような部分粒子はあなた方には知られておらず、名前を付ける価値もありません。2 本の直線が形成する無限の角度の一つ一つに名前を付ける価値がないのと同じです。)。


この現象は、地球人には知られていません。実際には、電子が重力の形で量子化されたエネルギーを放出することによって劣化するのではありません。

単に、私たちの物理学の実証された概念に従って、電子がその軸において新しい方向性を持ち、周囲のN次元格子の構造が変化しているだけなのです。


理解しやすい言葉で表現すると、細胞質に含まれる水の成分である酸素原子が、その外側の軌道層で励起を受けます。

電子が振動すると、重力波を発し、そして消えます。あたかも地球のラジオ局が、放送するためのエネルギーを得るために、自分自身の装置を燃やさなければならないようなものです。


これらの重力波のエネルギーは、あなたがご存知の電波よりもはるかに弱い(およそ10^-39低い)のです。

しかし、この変化した重力場は、BAAYIODUU(という名で私たちが呼んでいる原子。私たちの言語であるBAAIGOO EIXUUAは翻訳不可能です。)を統合する各組の原子の1つの電子に共鳴効果を引き起こし、動力を与える、または活性化させます。言い換えれば、細胞質酸素が放射する重力波を検出する受信機として機能し、あたかも地球の磁気共鳴装置の一つであるかのようにメッセージを記録することができるのです。

電子が重力量子(地球人は重力子と呼びます)と結びつくと、位相と軌道位置が変化した別の電子が生まれ、さらに新しい亜粒子が生まれ、その亜粒子は劣化、分解して別の2つの亜粒子に分かれる可能性があります。


このようにして、クリプトン原子の電子は、例のカニが発見された場所の近辺では青みがかった色が主流であることを(俗な表現ですが)「知らされる」のです。

(レポートを続けます。)


しかし、私たちはYIE アリシア・アラウホさんに対して、彼女の表現は少し原始的ではありますが、これまでの報告で述べられている現象の本質を把握する方法が完全には間違っていないことを明らかにしたいと思います。


彼女にはまず第一に、WAAMの生きとし生けるものすべてのとり得る形態をコード化するのは、単一の原子ではなく、私たちがBAAIGO EIXAE(解読装置)と呼ぶクリプトンの86個のNIIO AA(原子)であると異議を唱えます。

あらゆる瞬間にに何十億(その数は実際には無限大に近い)もの異なる位置を占める電子は、この膨大な情報を凝縮することができるのです。


この後のレポートでは、BAAYIODUUのすべての機能をよりよくご理解いただけるでしょう。

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