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M5 勉強 趣味 メモ

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名刺代わりの小説10選

*ウォーリアーズ/エリン・ハンター *儚い羊たちの祝宴/米澤穂信 *春琴抄/谷崎潤一郎 *悲しみの歌/遠藤周作 *砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない/桜庭一樹 *漁港の肉子ちゃん/西加奈子 *逆ソクラテス/伊坂幸太郎 *店長がバカすぎて/早見和真 *ロリータ/ウラジーミル・ナボコフ *かがみの孤城/辻村深月 ウォーリアーズ/エリン・ハンター 森で”部族”を作って暮らしている野生の猫たち。部族に入った元飼い猫ラスティーは様々な困難に立ち向かっていく。猫たちの友情、愛、戦いを描いた

    • フェチ 

      *刺青・秘密/谷崎潤一郎 *細雪/谷崎潤一郎 *春琴抄/谷崎潤一郎 *痴人の愛/谷崎潤一郎 『刺青・秘密』 初期の短編、中編7編を集めた1冊。 フェティシズムやマゾヒズムが詰まった作品もあれば、温かく幻想的な作品もあって、本当に濃い1冊でした。谷崎潤一郎の作品は圧倒的な美しさがあって、好きです。 『細雪』  大阪の旧家、蒔岡家の4人姉妹のおりなす物語。三女の見合いを中心に話は進んでいく。 長く淡々としているのに、美しく惹かれる文章でした。4姉妹の描写が丁寧で、個性

      • ラスト数行で…

        *恋に至る病/斜線堂有紀 *イニシエーション・ラブ/乾くるみ 『恋に至る病』 斜線堂有紀 誰からも好かれる女子高生・寄河景。彼女は150人以上の被害者を出し、日本中を震撼させる自殺教唆ゲーム『青い蝶』の主催者だった。 衝撃といわれるラスト4行を読んでも、これは恋の物語だったと信じたいと思ってしまいました。救いがあって欲しい… 『イニシエーション・ラブ』乾くるみ 代打で呼ばれた合コンで出会ったマユ、2人は惹かれあい… 自分が思ってたより大雑把な読み方をしていたことに

        • 正統派/特殊設定 本格ミステリ 

          *雪と毒杯/エリス・ピーターズ 猪俣美江子 訳 *楽園とは探偵の不在なり/斜線堂有紀 『雪と毒杯』 エリス・ピーターズ 猪俣美江子 訳 オペラの歌姫の最後を看取った人々がたどり着いたホテル。歌姫の遺産を巡り緊張感が増すなか、事件がおこる。 解説にあった”推理によって中断される恋愛小説”というのがぴったりな小説でした。クリスマスに読めばよかった… 『楽園とは探偵の不在なり』斜線堂有紀 2人殺したら、”天使”によって即座に地獄に堕とされる世界。探偵・青岸が招かれた孤島で

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        名刺代わりの小説10選

          一九八四年・動物農場

          一九八四年/ジョージ・オーウェル 高橋和久 訳 動物農場/ジョージ・オーウェル 山形浩生 訳 『一九八四年』 ジョージ・オーウェル 高橋和久 訳 党中枢により徹底的に管理監視された全体主義社会を描く。 古さを感じさせない小説で、過去のものと割り切れない怖さを感じます。附録で、考える為の言葉の大切さが分かりました。 「読んだふり本」第1位になるのはちょっとわかる笑 『動物農場〔新訳版〕』 ジョージ・オーウェル 山形浩生 訳 人間を追い出した動物たちは、すべての

          一九八四年・動物農場

          物語ならではの世界観が好き

          旅のラゴス/筒井康隆 金魚姫/荻原浩 『旅のラゴス』 筒井康隆 高度な文明を失い、人々が超能力を獲得しだした世界。ラゴスは北から南へ、そして南から北へ旅を続ける。 奴隷になったり、王様になったり、波乱万丈なラゴスの旅が淡々と語られています。 何か呆気ないようで、味わい深い…不思議な気分になりました🌎 『金魚姫』荻原浩 恋愛に、仕事に消耗しきってしまった主人公・潤と、金魚の化身・リュウのひと夏の物語。 「すべては繋がっている。」切なさも、温かさも残すような最後がとて

          物語ならではの世界観が好き

          これも青春だと思う

          *死のロングウォーク/s・キング 沼尻素子 訳 *ネバーランド/恩田陸 『死のロングウォーク』 スティーヴン・キング 沼尻素子/訳 100人の少年が南に向けて歩き続け、最後の1人になるまで終わらない。 99人死んでしまう青春小説という感じです。少年達に芽生える友情や苦悩に、胸が熱くなりました。ひたすら歩いているだけなのにドラマがある。面白かったです。 『ネバーランド』恩田陸 冬休み、伝統ある男子校の寮に居残りを決めた4人の少年は、それぞれ「秘密」を抱えていて… 重

          これも青春だと思う

          救うって難しいと思った話

          *イノセント・デイズ/早見和真 *星の子/今村夏子 『イノセント・デイズ』早見和真 元恋人の家に放火して妻と1歳の双子を殺害した罪で死刑を宣告された幸乃。幸乃を知る人たちから語られる本当の彼女とは… なんとか救われて欲しいと思いながら読みました。 助けが必要なタイミングで助ける、助けてもらうって本当に難しいことだと思います。 『星の子』今村夏子 病弱だった娘を救いたい一心で宗教に嵌っていく両親。そんな両親を信じ続けるちひろの物語。 物心ついた時から当たり前の世界が

          救うって難しいと思った話

          ほっこりした話

          ギフト/原田マハ 猫のお告げは樹の下で/青山美智子 逢魔が時に会いましょう/荻原浩 『ギフト』原田マハ 日常の中に潜む小さな幸せを描いた20の物語。1つの物語は数ページ程、その中に温かさが詰まった一冊。 読書に集中できずにいた時期があったのですが、気が向いた時に読め、良い息抜きになりました。 様々な形、物語があって、気分によって選べるのが読書の好きな所です。 『猫のお告げは樹の下で』青山美智子 ふと立ち寄った神社で出会った、お尻に星のマークがついた猫・ミクジ ミクジ

          ほっこりした話

          スッキリした話

          *今日は天気がいいので上司を撲殺しようと思います。/夕鷺かのう *ラメルノエリキサ/渡辺優 『今日は天気がいいので上司を撲殺しようと思います。』夕鷺かのう ちょっとブラックな短編3作。自分を追い詰めるパワハラ上司の撲殺を夢想する主人公は… 潔いタイトルに惹かれて読みました。 どの話もこんな上司いそうで嫌だな…と思いました。ちょっとホラーテイストでゾクッとしました。 『ラメルノエリキサ』 渡辺優 夜道で刺された女子高生・りなは、犯人が残した言葉「ラメルノエリキサ」を

          スッキリした話

          記憶を消してもう一度読みたい

          殺戮にいたる病/我孫子武丸 ハサミ男/殊能将之 葉桜の季節に君を想うということ/歌野晶午 『殺戮にいたる病』我孫子武丸 繁華街で繰り返される猟奇的殺人事件。真実の愛を求めた殺人者は… 読んできたミステリの中でも、上位に食い込む面白さでした!とにかくラストが衝撃的で、初読の衝撃をもう味わえないのが残念… めちゃくちゃ人に勧めたいから、勧める勇気が欲しい! 『ハサミ男』殊能将之 少女を狙う猟奇殺人犯「ハサミ男」。3人目の犠牲者の下調べ中、自分と同じ手口で殺された彼女の死

          記憶を消してもう一度読みたい

          児童書

          *モモ/ミヒャエル・エンデ/大島かおり 訳 *チョコレート・アンダーグラウンド/ アレックス・ シアラー/金原瑞人 訳 *銃とチョコレート/乙一 『モモ』ミヒャエル・エンデ 大島かおり 訳  時間どろぼうと、不思議な少女モモの物語。 時間を節約することに追われて、心の余裕や豊かさを無くしてしまう。少し刺さるものがありました💦 大切なことまで節約し、無くしてしまわないよう、心の花を忘れないようにしたいです。  『チョコレート・アンダーグラウンド』アレックス・シア

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          人に勧めにくいけど好きな本

          *限りなく透明に近いブルー/村上龍 *デブを捨てに/平山夢明 *独白するユニバーサル横メルカトル/平山夢明 『限りなく透明に近いブルー』村上龍 米軍基地の街、ドラッグとセックスと暴力に明け暮れた若者の退廃の日々。 タイトルと内容が一致しなくて混乱… 読了して、この色はガラスの様に一度割れてみないと見れない色だったのかなと思いました。気持ち悪さが五感で伝わってくる表現力に衝撃です。 『デブを捨てに』平山夢明 どうしようもない底辺の人たちの悲哀と希望。ブラックユーモアた

          人に勧めにくいけど好きな本