晴れた張れた、非日常的日常。
この写真の光景が、いかに貴重でありがたいか。
それをしみじみ感じるのは私と社内の人くらいかもしれないけれど、こんなこと、後にも先にもないと思う。
先週から今週にかけてずっと雨続きで、気温も低い日が続いた。7月中旬に梅雨が開けてから約2週間の干ばつ、そして1週間の毎日雨。この辺では、レタスもパクチーも8月いっぱいが植え付け時期で、まさにラストスパート!というときなのに、畑がぬかっていて全然マルチを張れない。
次の畑の準備が出来ないから、種をまく場所が底をついてしまい、一度収穫し終えたところにもう一度種をまいてみたり、空いているハウスから先に種をまいてみたり、試行錯誤で何とかつないで、ようやく晴れたーーー!張れるーーー!という日、だけど午後からまた雨予報かもという日。昼休みにこっそり仕事を手伝いに来てくれた人たち。
実はこの人たち、全員農場長。
普段はそれぞれに持ち場があるから、同じ畑で一緒に作業するということはまずありえないこと。だから、この光景は本当に本当に貴重!
こんな豪華なマルチの端処理、ないよなあ。
みんなそれぞれに我が強くてくせが強くて、ぶつかることもイライラすることもしばしばだけれど(笑)、なんだかんだ優しくて、本当にいい人たちだなあとしみじみ思う。それに、先輩たちがいつも真剣に仕事している姿を見せてくれるからこそ、なおさら私も頑張ろうと思える。
日常の仕事に優しさが集まって、今日は非日常的な仕事風景。
*
月1くらいで日々を書き残したいと思っていたけれど、気づけば書かずに3か月。興味、関心、意欲、湧き出てくる気持ちは生ものだから、書きたいうちに書かないと永遠に書かなくなってしまう。
そういう意味で、今日はすごく書く日だった。
みんなの優しさに感謝をこめて。
2021年、夏の思い出。
2021年8月20日
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