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はじめてゲストをお迎えしたときの話。It's on us!

2015年9月、フランスボルドーへ旅したときのはじめてAirbnbに滞在した体験に感動しすぎて、それが東京でゲストハウスをやるきっかけになっている、と先日書きました。

東京でゲストハウスやりたいなぁ、とは思ったけれど
そんなに簡単にはじめられるわけではありませんでした。
当時夫もわたしも会社員で毎日通勤していましたし、
ゲストハウスのための物件も持っていませんでした。

 ゲストハウス絶対いつかやるぞ!
 夢、目標としてかかげて邁進しました

って書くことができればサクセスストーリーでいいのですが
わたしたちはといえば、自分たちの家の玄関から部屋、中庭、ベランダ、寝室、洗面所、キッチン、など写真撮影して、Airbnbサイトの「ホストをはじめる」というテンプレートに写真を載せて、プレビュー

 わー、リスティング掲載するとこんなかんじになるんだー
 すげぇーーーーー♡

こんなことして遊んでいました。
もちろんそのリスティングは非公開設定でいちども世にでたことはないのですが、そのときの初々しい気持ちが愛おしくて、私のAirbnbの非公開リスティングにはいまだにその痕跡を残したままになっています。

2019年夏、わたしたちはゲストハウスをオープンしました。
いちなり時間を早送りしましたが、オープンまでの4年間、オープンまでの道のりはあらためて書きたいと思います。

Airbnbで予約受付開始するとすぐに予約が入りました。
めちゃめちゃ嬉しかったです。
ほんとうに予約って入るんだーーー。
しかも7泊8日、そんなにいてくれるんだっ!
どんなゲストかみてみると、スイス人、人数は2名。
わたしたちは緊張と興奮が混ざったなんともいえない気持ちでチェックインの日を迎えました。

わたしたちのゲストハウスはゲストと交流するスタイルです。
ゲストがそれを望まない場合は、もちろん無理強いしません。
でも、自分たちがフランスボルドーの家主と交流したときの最高に楽しかった、強烈な印象、感動。じぶんたちのゲストハウスはわれわれ流でいく、と決めていました。

夜、部屋に挨拶にいきました。チャイムをならして、ゲストが出てきました。

 ようこそ!いらっしゃーい!

スイス人のご主人とタイ人のおくさまのふたりが出てきました。
とってもにこやかに、

 地図が完璧だったよ!
 
 部屋も最高だね

 wifiばっちりだよ

そんなことを言われました。
で、夫が、

 ウェルカムドリンクを提供したいんだ、どう?

と誘いました。
ふたりは大きくうなづいて誘いに応じてくれました。
ワクワクしました。
これからどうなっちゃうんだろう。

わたしたちのゲストハウスにはカウンターのあるパブスペースがあります。チェアに腰掛けたふたりに対して、夫が

 It's on us!

と言いました。
喜ぶゲスト。
その光景を隣で見ていたわたしは

 「イケる、これは絶対にイケる!」

と確信しました。

 やっぱりやってよかったんだ!
 だって、on us! とか言ってるし
 自分TOEIC満点なのに on us っていう言い回し知らなかったけど
 ゲストめちゃ喜んでるし
 とにかく楽しいし
 言うことないじゃん
 ってかまるで自分が海外旅行しているみたいじゃん!

そのスイス人のご夫妻とは、意気投合して、朝はいっしょにコーヒーを飲み、近所の評判の中華料理の店にいっしょに行ったり、カラオケいっしょに歌って仲良しになりました。
昨年スイスに行ったのも、彼らにフランスに行くよ、って連絡したら
 ぜひスイスまで足をのばしてよ、うちに泊まればいいじゃん!
と申し出を受けたからでした。カバー写真は、彼らの住むSolothurnの景色です。

ゲスト第一号が泊まったあの夜のことはいまでも鮮明に覚えています。
’on us’ という言い回しを覚えた夜でした。

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