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OWL magazine 旅とサッカーを紡ぐWeb雑誌

サポーターはあくまでも応援者であり、言ってしまえばサッカー界の脇役といえます。しかしながら、スポーツツーリズムという文脈においては、サポーターは紛れもなく「主役」です。OWL m… もっと読む
スポーツと旅を通じて人の繋がりが生まれ、人の繋がりによって、新たな旅が生まれていきます。旅を消費す… もっと詳しく
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2022年8月の記事一覧

もしもスタジアムのある街に住むのなら Vol.4 古い街・新しい街(京都)

旅するより住みたい派ですこんにちは。屋下えまです。 当連載「もしもスタジアムのある街に住むのなら」は八王子、西が丘、甲府、岡山と続いてきましたが、今回は京都です。 前回はこの京都編を書く前の番外編として、サステナブルな街ってどんなものなんだろうと考えたことを書いてみました。 結論ははっきりでていないのですが、長く続く街には小さな変化の継続とそれを支える大きな土台があるのかなあというのが今の私の考えです。 日本で最も長く続く街の一つである京都。 観光するところが盛り沢

OWL magazine選手名鑑〜11の質問〜Vol.14 さとうかずみ

今月も、OWL magazine選手名鑑の時間がやってまいりました! このOWL magazine選手名鑑は、マガジンメンバーのパーソナリティを掘り下げながら過去の記事を振り返っていく記事です。最近マガジンの購読をされた方には昔の名作を読んでもらうきっかけに、以前から購読頂いている皆様にはより作者の人となりを知ってもらおうという趣旨の月一企画になっています。 OWL magazineメンバーにはあらかじめたくさんの質問事項に答えてもらっています。その中から11個をピックア

【OWLオムニバス】読めばヒヤッと涼しくなる? サッカー旅失敗談

読者のみなさま、こんにちは。 オムニバス記事担当のHarakoです。 暦の上ではもう秋とは信じがたい暑さに、誰もがうんざりしてくるこの季節。怪談や肝試しでゾクゾクヒヤヒヤ涼しくなりましょう!というのは、昔から日本の夏の定番ですね。 みなさんは怪談、好きですか? 私は大の苦手です。この記事のタイトル画像を作るのさえ怖くてたまらなかったくらいです。小学校の肝試しで見せられたビデオ「学校の怪談」がトラウマで、今も夜中トイレに行くたびに内容を思い出して怖くなります。教育現場の皆さ

北関東で感じる"プレミアリーグ"と"地域のお祭り"。蕎麦を味わい、自然の洗礼を受けた男の栃木シティFC観戦記

 6月下旬に昨季のプレミアリーグのハイライトを見ていると、「生で見たいなあ」と勝手に声が出た。高校生の頃から現地観戦したいとは思っていたものの、お金とタイミングがネックになり、なかなか見に行けそうにない。  現地に行きたい理由はたくさんあるのだが、そのなかでも大きいのが「観客席とピッチの近さ」だ。あれだけ近い距離でプロレベルのプレーを見れたらどれほど幸せだろうか。  しかし、日本にもプレミアリーグ並みにピッチが近いスタジアムが存在する。その名もCITY FOOTBALL

はらぺこハラコの中東サッカー妄想旅〜映画で旅するイラン〜

サラーム!(ペルシャ語で「こんにちは」) 「中東サッカー妄想旅」の時間だよ! 暑い。相変わらず暑い。 アウトドア派と見せかけて、実はそうでもない私。 スタジアムにも山にも行かない休日は、完全に引きこもりモード。アイスとDAZNとアマゾンプライムビデオがお友達である。 こう暑いと、妄想の中であっても、乾燥した大地に強い日差しが照りつける中東を歩き回るのがしんどい。 そうだ。今月は、涼しい部屋で映画鑑賞の旅を楽しむことにしてしまおう。 目的地はアジアの強豪国・イランだ。

愛してるぜWe are ORANGE~大宮の街にアルディージャがある意義~

愛してるぜWe are ORANGE 気持ち込めて歌うのさ 俺らの誇り大宮 さぁ行こうぜ ぼくが応援する大宮アルディージャでは年に一度、ホームゲームで必ず行われるイベントがある。 その名も「手話応援デー」 このイベントが始まったのは2006年。今から16年前のことだ。当時のぼくはまだ小学生だったことからも、この企画の歴史の長さを感じる。 今回はそんな手話応援デーの話をしたい。Jリーグのシャレン!やWEリーグのWE ACTIONに関心のある方、まちづくりや行政などの分野

信州の民が行く、アツき大阪!~飯とビールと初めてのパナスタ~

汗をかく、なんて可愛いものじゃない。 頬を伝う雫がTシャツに滴る。 この時期、私は化粧を諦める。恥ずかしいほど汗っかきで、現代の美容技術では太刀打ちできないので、いっそしないほうが見栄えが良い気がしている。 とはいえ、ここは大都会。 ノーメイクで外出するのは、地元の田舎に比べてずっと勇気が必要だ。 パナソニックスタジアム吹田へ、大阪ダービーを観戦に行く。しかし、蒸し暑さと流れ落ちる汗に、はやばやと心が折れそうである。 目的地までは、電車とモノレールを乗り継いで1時間ほ

【世界杯紀行】ブブゼラの音が騒がしく、治安の悪さに怯えながらも、大いに楽しめた大会<2010年@南アフリカ>

「今年はワールドカップイヤーなのに」──。  最近、このフレーズを目にする機会が多くはないだろうか? 先日のEAFF E-1では、日本代表戦の入場者数が同時期に行われたPSG(パリ・サンジェルマン)のジャパン・ツアーでのそれをはるかに下回った。確かに、両者を単純比較するのは、いささかナンセンスではある。が、ワールドカップイヤーなのに、この熱量の低さは、確かに気になるところではある。  過去のワールドカップの旅を、このOWL magazineにて大会ごとに紹介するシリーズ「

11試合で1勝。低迷する我がクラブのホームゲームを全力で楽しんでみた

 8試合ぶりの勝利を収めたと思ったら、その後3連敗。  J1昇格を目標に掲げるヴァンフォーレ甲府は苦境に立たされている。  時に試合終了まで見続けるのが辛いほどの試合もあり、正直ホームゲームに行くのが怖くなってしまった。  しかし私、須羽リセルはヴァンフォーレ甲府サポーターである。  クラブが苦しい時こそ応援するのがサポーターだ。  ただし、勝利を追い求めるだけでは身が持たないのもまた事実。  それなら何を楽しみにスタジアムへ足を運べばいいのか……。 「楽しみは誰かが与え

ヴェルスパに感心し、トリニータに感動する。夏の大分「ダブルヘッダー」観戦記

「大分のサッカーチームといえば?」 そんな質問に、あなたはどう答えるだろうか。少し考えてから、スクロールをしてみて欲しい。 みなさんの頭には大分トリニータが真っ先に思い浮かんだのではないだろうか。ナビスコカップの制覇、ユースからは多数の日本代表選手を輩出。昨年度もJ1リーグに在籍したトリニータの知名度は全国的にも高いだろう。 しかし、大分のチームはトリニータだけではない。Jリーグを目指して活動しているチームがあることをご存知だろうか。 そのチームとは、JFLに所属する

8月のOWL magazine、こんな記事が出ます! ライターたちの企画を紹介

※こちらの記事は無料公開でお届けします※ こんにちは、40度に届こうかという危険な暑さに日本列島が沸騰寸前ですが、親愛なる読者のみなさま、いかがお過ごしでしょうか? 夏バテ気味で普段よりビールの摂取量が多くなってしまっている編集長のさいおです。 先月から月初の記事は、前月の記事を振り返りながら、弊マガジンのその月の見どころや注目ポイントをぼくが紹介。親愛なる読者のみなさまに目次代わりに、OWL magazineのコンテンツを楽しんでいただくものとなります。 7月のOWL