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OWL magazine 旅とサッカーを紡ぐWeb雑誌

サポーターはあくまでも応援者であり、言ってしまえばサッカー界の脇役といえます。しかしながら、スポーツツーリズムという文脈においては、サポーターは紛れもなく「主役」です。OWL m… もっと読む
スポーツと旅を通じて人の繋がりが生まれ、人の繋がりによって、新たな旅が生まれていきます。旅を消費す… もっと詳しく
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2019年7月の記事一覧

フクロウのふりかえり 2019年7月

OWL magazine 2019年7月のまとめ記事をお届けします。この記事の文章は全て無料でご覧になれますが、文中でご紹介している記事には有料記事があります。月額700円で15〜20記事が読み放題となりますので、よろしければこの機会に定期購読をお申し込みくださいませ。 はじめに皆さん、ようやく夏らしく暑くなってきましたね。編集長の澤野です。 フクロウのふりかえりもスタートしてちょうど半年が過ぎました。もし未見の方がいらっしゃいましたら、先月のまとめ記事もご覧いただいて復

OWL magazineはfootballistaの影を踏めるのか

OWL magazineは、旅とサッカーをテーマとしたウェッブ雑誌であり、この記事の著者、中村慎太郎も共同代表の一人である。 この記事は、昼間にfootballistaについて連ツイしたことから、あれこれ考えているうちに生まれた雑記である。 ツイートは引用するほどでもないのだが、ネットと紙の融合をハイレベルで果たしたfootballistaに対して、ネット中心で活動しているOWL magazineとはどんなものかと、比較対照することになったため、この記事が生まれた次第だ。

なぜ人は、鈍行電車の旅に憧れてしまうのだろう?

例えば、あなたが東京から名古屋に向かう旅行をするとします。 その場合、交通手段には何を選ぶでしょう? 普通の人でお金に余裕があれば新幹線、しかも「のぞみ」で行くでしょう。何かと忙しい世の中、目的地に早く着くに越したことはありません。 しかし世の中には「鈍行電車の旅」に憧れる幻想があります。僕も正直、その幻想は持っています。では、それはなぜでしょう? この文章はそういった問いから、脳に刺激を与える読み物を目指していきます。 この記事は、旅とサッカーを彩るWEB雑誌OWL

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抽象的な意味合いにおける鈍行列車と特急に対する自省録

旅において、鈍行と特急、どちらを好むのか? こう問いかけてみると、何のかんので特急を選ぶ人が多いのではないかと思う。さっさと移動して旅先での時間を増やすほうが、旅としては有意義になることだろう。 人生とは旅である。 人類史が始まって以来、数千、いや数万、場合によっては数千万や億の単位の人が言ってきた言葉であろう。この言葉を最初に言ったのは誰なんだろうかと思い調べてみたが、よくわからなかった。代わりに、中田英寿選手の引退メッセージ「Hide's Mail」が出てきた。その

ワールドカップ2次予選の遠征は「余裕をもって」〜8年前のタジキスタン取材を振り返る〜

 OWL MagazineのYouTube番組『OWL Channel』の登録会員数が、このほど1000人の大台を突破したそうだ。その前日、マレーシアのクアラルンプールで行われたワールドカップ・アジア2次予選の組み合わせ抽選会を実況する番組に呼んでいただき、OWL主筆の中村慎太郎さんとあれこれお話させていただいた(参照)。あの番組が、1000人突破に少なからず貢献していたのなら、非常に光栄なことである。  さて周知のとおり、2次予選の日本の対戦相手は、キルギス、タジキスタン

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今治・泉州・津 タオル三都物語

どこか遠くに行くときに、ホテルに泊まるのはとっても楽しい! ホテルを選ぶ際の主だった理由は目的地との距離だったり、朝食のメニューだったり、大きいお風呂があるかどうかだったりなのですが、実際に泊まってみてアメニティが素晴らしいとものすごく得をした気分になります。最近は宿泊客に対して、化粧品のセットやバスソルトなんかを選ばせて下さることなんかもあって、そこで気に入ったものに出会うととても幸せな気持ちになります。 そして備え付けのタオル。これがホテルによっていろいろで面白いので

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スタートアップに必要な、たった一つのこと ~鎌倉インターナショナルFCの挑戦~

突然ですが、『OWL magazine』のロゴマークを作成しました。 フクロウと地球儀をあしらったデザインです。「クラウドワークス」というサイトに登録し、デザインを募集して、わずか1週間で出来ました。費用も21600円と格安でした。 基本パターンのカラーリングは日本代表カラー(#202F55という色だそうです)にしました。一方、メンバーごとにJクラブバージョンも用意しました。並べてみると色鮮やかです。 今回はこのロゴを作成した経緯について、旅とサッカーという観点から説明

リヨンに現れた宮間あやさんから、なでしこジャパンの旅路を考える6項目(FIFA女子ワールドカップ2019フランス大会総括)。

FIFA女子ワールドカップ 2019フランス大会の表彰式に、元なでしこジャパンの宮間あやさんがゲストとして登場した。アメリカ女子代表に手渡されるワールドカップを表彰台に運び込む重要なゲストとしての扱いだった。 帰国して驚いたのだが、どうやら、このことは日本ではほとんど知られていなかったようだ。ツイート検索しても私のツイートしか出てこない。 私には夢がある。 次に、この動画を見てほしい。アメリカ女子代表を支援するナイキのプロモーション動画だ。 お分かりの方も多いと思うが、

女子ワールドカップ決勝戦!旅に予期せぬトラブルはつきもの。それは土産話の始まり。

旅に出ることは年末に決めた。 すぐにアムステルダム経由で航空券を手配し、ホテルは再開発地区の最新のショッピングセンターの上階を予約。あとはチケットの確保と、期待通りになでしこジャパンが勝ち進むことを待った。 FIFA女子ワールドカップ・・・前回のカナダ大会は決勝戦で敗れて準優勝。前々回のドイツ大会は決勝戦をPK戦で勝利して優勝。2019年のフランス大会では、どの試合を見るために旅に出るか・・・2大会連続で決勝戦に進出しているのだから選択肢は一つしかなかった。 7月5日

時を駆けるハマグリと14番目の戦士【ヴィアティン三重観戦記】 Part1

設問1:三重県の特徴をあげよ。 解答例:鈴鹿サーキット、松阪牛、四日市の工場、忍者(伊賀)、伊勢神宮(伊勢志摩)。 ここまで答えられたら偏差値65である。ただ、今回訪れた土地の特徴が入っていない。ではもう一つ問題。 設問2:三重県桑名市の特徴をあげよ。回答例:その手は桑名の焼き蛤。 これが答えられたら偏差値68だ!何の話かというと、桑名というのは東海道の宿場町として有名だ。東海道というのは江戸時代の日本の大動脈であった。いやいや、よく考えてみると、現在も東名高速と名前を

新・国立競技場問題で、サッカー界は殴り返さなくてはならない ~蹴人のジレンマ~

日本サッカーは追い詰められています。 日本サッカー協会の年間収入は約200億円に達し、ロシアワールドカップでは好成績を収めました。野球と違って少子化の割に競技人口も減っておらず、JリーグもDAZNマネーが流入し潤っています。現状、実質的にはサッカーが日本のNo.1スポーツだと考える人も多いでしょう。 しかしその絶頂に冷水を浴びせるような、こんなニュースが飛び込んできました。 新国立、球技専用からトラック存続へ変更 コスト重視 https://www.sankei.com

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沖縄経由で宮城スタジアムの日本代表戦を観に行った話 -FJまりこ的サッカー旅⑥-

6月9日。今から約1ヶ月前のことです。 宮城スタジアムで日本代表vsエルサルバトル戦が行われました。 東京から宮城までは、さほど遠くはありません。でも、宮城と言っても、交通の便がよいユアテックスタジアムではなく、不便な宮城スタジアムでの開催。 宮城スタジアムへは、2013年に日本代表vsウルグアイ戦を観に行って以来行っていません。足が遠のいていたのは、前述の通り、交通の不便さのため。 試合終了後のスタジアム周辺は、車と人の渋滞でカオス。 スタジアムからなかなか脱出でき

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購読者限定でフクロウの集いにご招待します。

7月9日火曜日の19時半から都内某所で旅と表現をざっくばらんに語る会(要するに飲み会)を開催します。 日程が急なのですが、決まったのが今日なので最速告知です!! 中村慎太郎はじめ、サッカーメディア界の大物ライターの某氏も含めたOWLmagazine執筆陣が集まります。 購読者限定のイベントなので、ご興味ある方、ご都合つく方は下記より合い言葉を取得してください。 詳細についても下記。

南半球最大の都市にて「日本」を想う〜コパ・アメリカ取材異聞その2〜

 コパ・アメリカの決勝戦のカードは、ブラジル対ペルーに決まった。ファイナル進出はブラジルが12年ぶりでペルーは44年ぶり。両者の顔合わせは、1916年から始まった大会の歴史で今回が初めてである。本稿を書いている時点で優勝の行方はわからないが、良いゲームとなることを心から期待したい。  私自身は準々決勝で取材現場から離脱したわけだが、記憶が鮮明なうちに旅の記憶をここに記すことにしたい。ブラジル取材の模様についてはこちらにも掲載しているが、このOWL magazineでは最も滞

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