201907表紙

フクロウのふりかえり 2019年7月

OWL magazine 2019年7月のまとめ記事をお届けします。この記事の文章は全て無料でご覧になれますが、文中でご紹介している記事には有料記事があります。月額700円で15〜20記事が読み放題となりますので、よろしければこの機会に定期購読をお申し込みくださいませ。

はじめに

皆さん、ようやく夏らしく暑くなってきましたね。編集長の澤野です。

フクロウのふりかえりもスタートしてちょうど半年が過ぎました。もし未見の方がいらっしゃいましたら、先月のまとめ記事もご覧いただいて復習を終えた後、今月の記事をふりかえっていきましょう。

OWL magazineではYouTubeのOWL channelの他、ツイッター、フェイスブック、インスタグラムも運用中です。ぜひ、チャンネル登録およびフォローと拡散にご協力お願いいたします!

Twitter    Facebook    Instagram     YouTube

先月の久保建英選手に続いて、今月はさらに驚きのニュースがありましたね。鹿島アントラーズの安部裕葵選手がFCバルセロナへ旅立ちました!

Bチームでのプレーにはなりますが、彼がスペインでどんなことを学び、どんな成長を遂げるのか楽しみで仕方がありません。バルサのメソッドを身をもって体験し、そのエッセンスを日本へと持ち帰ってきて欲しいものです。

鹿島からはさらに鈴木優磨選手がベルギーのシント=トロイデン、安西幸輝選手もポルトガルのポルティモンセへ移籍。ガンバ大阪の中村敬斗選手もオランダのトゥエンテへ飛び立ちました。連日連夜にわたって移籍の情報が届くので、どこに誰がいるのか分からなくなるくらいの目まぐるしさです。

令和の女子サッカー なでしこの現在地と未来

一方、フランス女子ワールドカップでは、決勝でオランダを破ったアメリカが4度目の優勝を飾りました。大会MVPのラピノー選手のスピーチは世界的にも注目され、アメリカ女子サッカーはアメリカという国の新たなムーブメントを象徴する存在であるように感じました。

また、永里優季選手はワールドカップ終了後に自らの想いをnoteに綴っていて、「日本がもう一度世界一に」なるために必要なマインドを語り行動を呼びかけていました。OWLの記事ではありませんが、一読をお勧めします。

「自分の意思」「自分の言葉」で発信する大切さ。SNS全盛の今こそ、自分を、そして社会を変える絶好のチャンスなのかもしれません。

中村と私は、以前より石井和裕さんに執筆のお願いをしておりましたが、今回ようやくそのオファーが叶いました。女子サッカーを長く深く愛する石井さんによる、フランス女子ワールドカップ決勝の観戦記です。「ダンディズムの香る」記事は、決勝の地リヨンの熱狂を伝えています。

なでしこジャパンは、躍進を期待されながら惜しくもベスト16でオランダに敗退しました。来年の東京オリンピックに向けて、待ったなしで強化を図っていく必要があります。

観戦記に続いて石井さんに寄稿していただいた、なでしこジャパンのワールドカップ総括の記事。文頭から文末まで愛と叱咤であふれており、胸にグサグサ刺さる「神記事」であると読者に評していただきました。

鈍行と特急 遥かなる頂き

石井さんにアツいオファーを送っていた中村は、自身の人生や旅、夢を鈍行列車と特急にみたてて自省を始めていました。思うように文章が書けない時は誰にでもありますが、それでも一歩ずつ足を踏み出そうとしています。

少々難解な記事にも関わらず、書き手の気持ちを慮った「これからも面白いものを読ませて」とのエールを頂戴しております。ありがとうございます!

中村の記事に触発されたのか、円子はアンサー記事を書き記しています。鈍行の旅に憧れる理由についての一考察です。様々な事情で急がざるをえない状況でなければ、私も鈍行で途中下車を楽しみつつ旅をするのはやぶさかではありません。

円子は賢者を目指し、中村は火力職(弓職か魔法使い)になりたいそうです。峰麻美ならばポケモンマスターでしょうね。私は精霊使いかな。昔のマンガで『エレメンタラー』という作品が好きでした。FF14では、カーバンクルがお気に入りで…ってスイマセン。話が脱線してしまいました。

鈍行列車に乗っていたら、ふと遠くに見えた一つの頂き。それがたまたま『footballlista』だったのでしょうか。ハイレベルな記事をWebと紙で展開している雑誌とOWL magazineを唐突に比較し始めた中村なのでした。

私たちにとって、紙の媒体はやはり“憧れ”なのです。インターネットの情報のスピードに後れをとり、徐々に衰退している印象がある紙の雑誌。しかし、苦境であればこそ意欲的な試みがなされ、脚光を浴びる雑誌も出てきています。私たちもその「影を踏む」ことのできる日が来るのでしょうか。

ネバーエンディングツアー 今治&三重

筆が進まぬとは言いつつも、中村はしっかりと旅の記事も書いております。ネバーエンディングストーリーと化したFC今治の記事、第4弾。鯛飯とワカメについて語ったアッツアツのレポート。

FC今治の中島啓太さんは、これまでと変わらず温かい目で見守って下さっているようです。そういえばFC今治は、JFLで昇格圏内の2位につけています(7月末現在)。J3への昇格を見届けるために、中村が再び今治を訪ねる日が来るかも知れません。

今治と言えばタオルが有名ですが、屋下えまはそのタオルをテーマに女性誌のエッセイのような柔らかな記事を書きおろしてくれました。タオルマフラーは、サッカーの応援のオーソドックスなアイテムではありますが、彼女の文章はまたちょっと一味違う切り口です。

FC今治の中島さんは、そのことが閉じられたサッカーの世界だけでなく、その他の入口から関心が集まる可能性があることについて触れています。純粋なサッカー記事だけではないOWLのこだわりを評価していただけたようで嬉しく思います。

中村は今治紀行が終わる前に三重の旅シリーズをスタートさせています。先月は徹壱さんが鈴鹿アンリミテッドについて書かれていましたが、今回のターゲットはJFLのクラブ、ヴィアティン三重。ヴィアティンは7月3日に開催された天皇杯の2回戦で湘南ベルマーレに堂々たる勝利をあげ、見事ジャイアントキリングを果たしました。

絶妙なタイミングでの記事の掲載に、ベルマーレやヴィアティンのサポーターの読者からも注目を集めています。「持ってるなぁ」というコメントも。三重の旅の道中には、元気で笑顔あふれるサポーターたちが続々と登場するようなので、お楽しみに!

「まる子、記事がバズる」の巻

先月に掲載された前編を読んだ読者から「人生を謳歌している」と称賛された峰麻美へのインタビュー。その後編が、狙ったかのように彼女の誕生日に掲載されました。

インタビュアーの円子との出会いのエピソード、彼女のお仕事や応援のスタンス、これからの活動について自由闊達にしゃべり倒しています。ホンダロックSCのサポーター、ロック総統も認める峰麻美の「懐の深さ」に改めて感心する読者の声も。

そういえば、今月は峰麻美本人の執筆記事がありませんでした。楽しみにされている方には大変申し訳ないのですが、彼女の試合観戦のスケジュールの都合がございまして…ただ、次月早々に掲載する予定です。

記事のテーマについては、峰麻美がちょっと気になることをつぶやいています。これは…先月Jリーグサポーター界隈の話題を席巻した、あの…?

さて、次月のお楽しみも披露できたところで、今月最も注目を集めた記事をご紹介します。円子による新・国立競技場問題への提言です。東京オリンピック開催まで1年をきり、完成したスタジアムはTVでも大きく取り上げられ始めましたね。

テーマがテーマなだけに、ある程度の反響は予想しておりましたが、それを上回る反応をいただきました。コメント付きのRT数は、過去最高クラスだったのではないでしょうか。

円子独特の言い回しが目につきがちですが、ナショナルスタジアムの運営を今後どうしていくべきかは、日本サッカーだけでなく日本のスポーツ界、エンターテインメント界隈にとっても重要な課題です。機会がある毎に、皆さんと議論して良い話題だと思います。

円子のアイコンが変わったことに、皆さんお気づきでしたでしょうか。柏レイソルカラーで描かれたフクロウのアイコン。ようやくOWL magazineのロゴマークが誕生したのです。ちなみにレイソルカラーは円子用で、ベーシックなロゴマークの色はサムライブルーを採用しています。

このロゴマークを作るきっかけになったのが、円子と交流のある四方健太郎さんとのやり取りとのこと。鎌倉インターナショナルの代表である四方さんは、かつてW杯出場32か国を巡る旅を敢行した強者です。

森保ジャパン 新たなる旅路

17日には、2022年にカタールで開催されるワールドカップのアジア二次予選の抽選会が行われました。中村と徹壱さんは、その抽選の様子をOWL channelの番組で実況し、森保ジャパンの対戦相手を見届けています。

そんな徹壱さんが寄稿して下さった、ブラジルの優勝で閉幕したコパ・アメリカの記事。日本代表はこれからの可能性を感じさせる試合を披露したものの、決勝トーナメントには進めず。ただそんな日本代表の成長を気にかけてくれている、元Jリーガーたちとの再会があったそうです。

サンパウロで旧交を温めていたレジェンドたち。私はカレッカ(今はカレカの表記が主流かも)だけ分からなかったのですが、辻井は「恰幅のよくなった」ビスマルクの姿に驚いたようですね。

二次予選での日本の対戦相手は、キルギス、タジキスタン、ミャンマー、モンゴルに決まりました。数々の国に足を運んでいる徹壱さんをもってしても初めての訪問になる国が三つもあるとのこと。

この記事では唯一8年前に訪れたことのあるタジキスタンの思い出を披露して下さっています。試合前の集合写真に写っている日本代表のメンバーは、驚いたことに今も全員バリバリの現役選手です。この当時のメンバーがいかに素晴らしいかを物語っていますし、今も息長く溌溂としたプレーを見せてくれていることを嬉しく思います。

6月に森保ジャパンは、豊田スタジアムと宮城スタジアムにて親善試合を行いましたが、ちょっとありえない行程で宮城に向かったのはFJまりこ。東京から北へ向かわずに南の沖縄に向かうなんてどうかしてます。

「旅とサッカー」をつむぐマガジンとしては十分なネタ記事であり、中村は「ほくほく」しておりました。これを真似する人が現れるとは到底思えませんが、この旅のプランニングを完璧に遂行して楽しみ尽くす彼女はさすがです。

そういえば、このエルサルバドル戦が久保建英選手のA代表デビュー戦だったのですね。この時はまだ、彼が7月にレアルマドリードの一員としてアメリカツアーに参加しているなんて思いもしませんでした。

今月FJまりこは、川崎フロンターレvsチェルシー、マンチェスターユナイテッドvsインテル、ユベントスvsスパーズ、バルセロナvsチェルシー、横浜F・マリノスvsチェルシーの試合を全てスタジアムで観戦している訳ですが…

他にそんな奇特な方、いらっしゃいますかね?改めてとんでもない女性だと思い知らされます。来月はどういう記事を提供していただけるのでしょうか、楽しみです!

おわりに

今月になってOWL Channelは番組登録者数がついに1,000人を超えました。ちょうど今確認して見たら999人になっていますが…収益化は承認されたと聞いています。今後さらに新しいチャレンジで盛り上げて参りたいと思いますので、ごひいきのほどよろしくお願い致します!

もちろんYouTubeだけでなく、マガジンの方も新しい試みの準備を進めていますし、購読者の人数もおかげさまで毎月増えております。購読が増えれば増えるほど、執筆者の方にお支払いできる原稿料が確保できるので、さらに幅広い選択肢の中から執筆の依頼ができるようになるのです。

OWL magazineを盛り上げて下さるのは、いまこの文章を読んでいるあなたに他なりません。「旅とサッカー」、またはそれ以外の楽しいこと、取り上げて欲しいトピックをぜひ教えてください。

『フクロウのふりかえり』の盛り上がりは、皆さんのツイートなどの反応にかかっております。8月も引き続き記事の感想やコメントをお待ちしております。

ここから先は

0字
スポーツと旅を通じて人の繋がりが生まれ、人の繋がりによって、新たな旅が生まれていきます。旅を消費するのではなく旅によって価値を生み出していくことを目指したマガジンです。 毎月15〜20本の記事を更新しています。寄稿も随時受け付けています。

サポーターはあくまでも応援者であり、言ってしまえばサッカー界の脇役といえます。しかしながら、スポーツツーリズムという文脈においては、サポー…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?