野下ユキ

はじめまして、野下ユキ、33歳の男です。クリエイティブな表現を通じて、日常の中で見つけ…

野下ユキ

はじめまして、野下ユキ、33歳の男です。クリエイティブな表現を通じて、日常の中で見つけた小さな幸せや気づきをシェアしています。共感し合いながら共に成長できる場を目指しています。どうぞよろしくお願いします。

最近の記事

反撃の夜

黒崎翔は、東京の繁華街でサラリーマン生活を送るごく普通の男だった。毎日満員電車に揺られ、オフィスでの業務に追われる日々。しかし、彼の心には燃えるような怒りがあった。会社の上司、斎藤部長からの理不尽な扱いだ。ミスを擦り付けられ、他人の成果を横取りされることが続き、ついには彼の昇進が見送られた。 「こんなことはもう我慢できない」と翔は心の中で叫んだ。しかし、現実世界では声に出すことはなかった。家に帰っても、心休まることはなく、ストレスは溜まる一方だった。 ある晩、翔は決意した

    • 敗北

      悔しいだろう、悲しいだろう 悔しいと思ったり、悲しい気持ちになることは誰にでもあるものです。しかし、それをポジティブなエネルギーに変えて、成長することができれば、それは貴重な経験となるでしょう。どんな人生を送っている人でもそういう思いを一度も経験なく大人になる人は誰1人としていません。ではなぜ、常にポジティブな様に見える人がいたりネガティブに見える人がいたりするのか。それは、思考の癖に偏りがあるからです。例えば学生時代に部活に所属していた人もしくは現在所属している人ならわか

      • AIイラスト

         昨今AI技術の進化により、音楽、絵、小説などのありとあらゆる創作物を侵食する勢いで量産されているが、今回はAIイラストについて話題を絞って話してみよう。 イラストの描き手にとってはAIイラストの台頭によって仕事が奪われると主張する人もいれば、上手く自分の技術に組み入れることで補助的な役割をしてくれると考える人もいるだろう。  私のAIイラストに対する考えはどちらかと言うと前者に近い。但し、奪われるという被害者的な発想ではなくむしろイラスト市場原理で言えば適切な需要に行き着く

        • 宇宙

           私は将来的に世界中の知の巨匠を集めて民間の宇宙研究開発機関を作りたい。昔から宇宙の謎に迫る話題は大好きだった。それは私の知的好奇心を最も奮い立たせるものであり壮大な宇宙の誕生秘話は幼い私の心を鷲掴みにした。  一方で、地球上で起きている出来事にあまり興味がなかった。地球も宇宙の一部だと考えれば何か惹かれるものもあるだろうという考え方もあるだろうが、なぜ地球にそこまで興味が持てないのかをよくよく考えてみると、人間の存在のせいだと思う。あらゆる人間はくだらない自分の欲望に身を任

          "知"

          多くの人に問う。知名度が高いからといってなぜそんなに簡単に人を信じるのか?有名な人が言うことを全て正しいと信じて疑わない人は後を断たない。自分の頭で物事を考えず、人が用意した答えばかりを要求する愚民共よ、恥を知れ。現代における9割以上の人間は日々SNSで流れてきた断片的な情報に即座に反応して、あたかも自分は正しいとばかりに正論を吐き、次から次へと話題が移っていく。そんな事で物事の善悪が判断できるわけないだろう。情報には必ずそこに行き着くまでのストーリーが存在し、付随する背景が

          過去

          何を感じたのか何を考えていたのか、全ては意味がなかったのか、、目まぐるしく過ぎていく日々の中で感情を置き去りにして生きてきた。何を失ったのか何を得たのかもわからず、自分がしたいことも見失い途方に暮れて、ただ頭の中をグルグル回る悩みや苦しみ、痛み、悲しみ全て吐き出すことが出来たならどれだけ楽だったのだろうか。  始まりはあの日、「籠の中の鳥は〜」から始まる遊戯の記憶。思えばあの非日常感の高ぶった夢の中のような記憶が苦しみに満ちた未来を示唆していたのだろう。 これから多くの困難が

          ご挨拶

          この度ブログを投稿していくこととなりました。 ペンネーム:野下ユキ(30代男)です。これまでの人生を振り返る中で、インプットする事はあれどアウトプットする機会が極端に少なかったことが自分の中で勿体なく感じてきたのと、自分の頭の中にある表現を自然と整理していくことができればと思い、記事を投稿していこうという思考に至りました。子供の頃から自分のうちにある思いを表現したいという思いは強かったのですが、色々なことが重なり表現を抑え込んでしまう悪循環を断ち切れないまま生きてきてしまった