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敗北

悔しいだろう、悲しいだろう

悔しいと思ったり、悲しい気持ちになることは誰にでもあるものです。しかし、それをポジティブなエネルギーに変えて、成長することができれば、それは貴重な経験となるでしょう。どんな人生を送っている人でもそういう思いを一度も経験なく大人になる人は誰1人としていません。ではなぜ、常にポジティブな様に見える人がいたりネガティブに見える人がいたりするのか。それは、思考の癖に偏りがあるからです。例えば学生時代に部活に所属していた人もしくは現在所属している人ならわかると思うのですが、当然部活動には試合や大会が存在して運動部なら勝ち負け、文化系クラブなら練習の成果が本番でうまく発揮できたかどうかの判断基準が存在します。そういった成果目的以外での活動もあるかもしれませんが、多くの部活は何かしら目標を持っている事でしょう。その目標に対して自分の活動結果が至らなかった場合、反省して落ち込み続ける人もいれば次の機会の糧として自己を奮起できる人もいる。その違いは結果にのみ焦点を当てているか、そこに至るまでの過程にも目を向けているかの違いです。多くの人は結果だけを見て判断します。
 それは社会人になり働き始めても同じ事です。営業マンなら数字の結果、クリエイターなら成果物、タレントなら知名度。多くの人が社会に出てもがき苦しむのは数字の結果が悪かったから、成果物が顧客に評価されなかったから、頑張って活動しているのに知名度がなかなか上がらないから。でもよく考えてみてください。そんなに結果ばかりに固執していると、人生という長い視点で物事を捉えたときに重要なことが死ぬ直前に"自分に残っているものだけ"になってしまいませんか。冷静に考えるとそんなことは無いことは容易に理解できるはずです。我々人間は生まれてから死ぬまでの1秒1秒の鼓動が叩くストーリで出来ており、人生を線で結んだ時の点のみで判断など出来ないはずです。ほとんどの人がその点だけをみて「自分は終わった、敗北したのだ」と勝手に妄想しているに過ぎないのです。人間は視野が狭くなればなるほど思考が絡まって行き詰まってしまうものです。そこから抜け出すには出来るだけ多くの価値観に出会うこと見ることです。1番効果的なのは自分とは全く違った経験をしている多くの人と出会い話してみる事でしょう。人生は貴方の意識次第で良くも悪くもなるのです。

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