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米国株師匠🍅アウトライヤー寄稿201

第200回から続く


新しいブルマーケットを連想させてさえしまうほどの大爆騰



皆様、お久しぶりでございます。本日は、一時的にではございますが、アメリカの株式市場がここのところ、新しいブルマーケットを連想させてさえしまうほどの大爆騰致しておりますので寄稿させて頂きます。(僕の場合、新しいブルマーケットだと決めつけているわけではありません。が、株が大爆騰していることは事実ですから、“ブルーマーケットを連想させてしまうほど”のという表現を用いました)

いずれ、近い将来、必ず、寄稿に復帰致します。

まず、昨日ツィートさせて頂きました事を少々羅列させて頂きます。

・FRB~2023年末の政策金利予想中央値~5.6%
同2024年末~4.6%~さらに50ベーシスポインとほどの利上げ再開の可能性が示唆されているという格好。

・アメリカ政策金利の9月ピークを予想、7月から後ずれしている。

・ゴールドマンのチーフエコノミスト、ヤン・ハッチウス氏~経済はソフトランディング(軟着陸)の軌道を進んでいるという考えを示した。

・TGAの再構築についても、この寄稿で述べてきました通り、時に対する観察が必要。

・インデックスのレベル、S&P500で言うなら、上4500ちょっと越えのところ、下は4250割れないとその次の下が見えてこないというところに、今立っている。

・“金利の引き上げが終了する局面が後ずれするだろう”というところ。金融状況と流動性がそれはもう大切です。でも、TGAの再構築についてはよく観察する必要があるのです。過去の寄稿をご覧ください。僕は、決して、ただ単に流動性が吸い上げられるということ一辺倒、その類のコメントとはくみしません。

・パウエルは、今回金利の引き上げを停止して、いろいろ言っても、要は、QTの状態その進み具合を確認していくために時間稼ぎをしているわけですよね。これがキーです。
このこととTGAの再構築。だから、僕は、QTの状態をよーく観察するつもりです。

上記、「FRB~2023年末の政策金利予想中央値~5.6%
同2024年末~4.6%~さらに50ベーシスポイントほどの利上げ再開の可能性が示唆されているという格好」ですが、僕の場合は、これを意識はしますが、さほど、これを意識しすぎているわけではありません。もともと、5月の時点で金利の引き上げ終了。この期に及んで、金利の水準はあまり関係なく、大事なのはQTの状態、QTもろかぶりの状態。ゆえに、「高い、を、より長く」という考え方できましたから、QTの状態をよーく見ることと、「高い、を、より長く」のほうにより意識があります。FRBのバランスシート縮小の具合に意識が“より”あります。

さらなる50ベーシスポイントほどの利上げ再開の可能性という意識よりも、FRBが、より、強調したいことは、「金利の引き下げを期待するなよ」「バランスシート縮小してるんだからね、QTをやっていくよ~」という事でしょうね、と思っています。


ブルームバーグ記事からの引用です。
・「FRBは年内に利下げしないと葯9割の投資家予想―MLIV調査」

TGAの再構築はとっても重要


ここのところの寄稿で述べてきました通り、TGAの再構築はとっても重要なことです。再構築にあたって米財務省によるT-Bills(ティービル・財務省短期証券)の発行。流動性について、差し引きネットでネガティブになるはずなんですけど、この中身をよ~く見る必要があるのです。これまで述べてきました通り、キーは、マネーマーケットファンドによって、どれだけ、このT-Bills(ティービル・財務省短期証券)発行が吸収されるのか?これは、過去の寄稿で述べております通り、マネーマーケットファンドが、リバースレポのファシリティをこれまでのように使用せず、新しく発行されるT-Bills(ティービル・財務省短期証券)を買うという事、そちらにシフトするということなのであれば、流動性に対してネガティブに作用するはずであるTGAの再構築のおけるそのネガティビティ(ネガティブさ)は、幾分、“より相殺される形になり、流動性に対するネガティブさは打ち消されていくわけですから。

この相殺効果、この行方を見る必要があるのです。
ネット、差し引き、流動性はどういう状態にあるのか、本当にネガティブかという事。

今、キーワードは”後ずれ“。


いろいろ後ずれ、時間稼ぎ(FRB)の方向にある中での、僕の場合は、6月30日、6月末頃目途に見たいという個人的思惑が以前からありました。過去の寄稿で述べてきた通りです。

これまで、フロス(泡、あぶく)のマーケットがどのくらい続くのかと、この4月、5月語り、S&P500 で4300くらいまでのレベルは意識していましたが、6月15日の引けレベルのマーケットは、意識していませんでしたという事も事実です。見通しについては、外れていました。それを正直に認めます。

フロスからさらに上にもっていかれるリスクが現実のものとなりましたし、そこまでの意識は正直ありませんでした。

僕の場合は、この4月、5月、6月、何もしていません。4月、5月については過去の寄稿で述べた通りの理由で何もしていませんが、5月末から6月に入るにあたって、TGAからのドローダウン(お金の引き出し)が6月30日まで続く(マーケットには追い風)という試算モデルをかなり意識していましたので、売り目線、弱気目線でいながらも、全く、実際、現実には、何も行動していませんでした。


これまでお伝えしてきました通り、相場に対して、なにもしなかった、なにもできなかった、もうひとつの個人的事情。


やるな~、30年っすか?


実父が先週初め、死去しました。享年88歳。
「俺は、100までは行くんだ」と常々言っていた人ですので、無念だったと思います。
書面での遺言状と口頭での遺言に則って、現在は、父の遺言通りに物事を進めております。

自分が死んでから、30年のうちは法要、供養、弔う事」「その後は、後世(父の家族と末裔)の判断に委ねる」とありました(笑)。「やるな~、30年っすか?」と思いながら(笑)。

私は、昨年末で、全ての役職を退任させて頂き、今年、父に何かあった時には、そばについていると決めておりましたので、それが、それがその通りにできたこと。また、私の妻と、昨年末まで海外で暮らし、今年も海外に飛ぶことの多い愚息、私の家族全員が、日々のそれぞれの時間の中で、父の最後に立ち会えたことはよかったと思っています。

まだ、もう少し、様々な、相場以外の事に取り組まなければなりません。

落ち着き次第、徐々に、短文であっても寄稿をして、できるだけ寄稿に復帰したいと思っております。

今後も、なにとぞ、どうぞよろしくお願い申し上げます。





第202回へ続く




最後に …
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私、アウトライヤーは、OUTLIER とは関係ありませんが、
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アウトライヤー
より。外れ値です。でも異常値ではありません。
笑って許してくださいね。ごゆるりとお時間ある時ご覧になってください。
背景にある経歴:80年代後半から、ペインウェバー証券会社、メリルリンチ証券会社、ベアー・スターンズ証券会社等々の外資系証券会社東京支店法人営業部門に勤務。外資系企業生活で24年の歳月が流れました。
ペインウェバー証券会社ニューヨーク本社にて、2名のメンターのもと、米国株式業務を基礎から習得。なぜ、2名だったかと言いますと、フロントオフィス業務用に1名=MIT出身のトレーダーで数学者、バックオフィス業務用に1名=米国では名の知れたバックオフィスの専門家でした。当時、NY証券取引所にもしばしば、足を運び、入り口から出口まで、叩き込まれました。その後、日本国内の機関投資家向け外国株式営業に携わり、メリルリンチ証券会社とベアー・スターンズ証券会社では、それぞれ東京支店法人営業部門外国株式営業部長として、東京、ニューヨーク(ウォール街)、ロンドン(シティ)を中心に、アジア諸国も含めて、世界中を飛び回りました。グローバル株式・金融業務に従事する上で、メリルリンチ証券会社では、当時のメリルリンチ・グローバル株式営業部門におけるアジア地域2名のグローバル・エクティ・コーディネーターの1人として、米国株式を中心に、グローバルに株式業務推進役の職責も兼務。(この時とっても楽しかったです)
2012年2月に外資系企業生活を終えました。
同2012年年春から、日本企業の顧問に就任。
一貫して、この30年超の期間、何度も何度も現地に足を運び、そこにいた人々と直接仕事をした事を含めて、アメリカの金融政策、アメリカの株式市場を見つめてきました。
🍅注意事項
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