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南オーストラリア州の校則について

はじめに

今回は私が実際に1年半通っていた南オーストラリア州立高校の校則について覚えている限り話していきます。(笑)

主な校則

・制服を着ていれば着こなし自由

生徒は制服さえ着ていれば、ボタンを開けても、中にジャンパーを着ていても違反にはなりませんでした。

・頭髪関連自由

髪色・髪型など頭髪に関する校則が一切ありませんでした。オーストラリアでは留学生や移民を多く受け入れていたので、地毛の色が白やオレンジ、黒、茶、金など様々な色の生徒がいました。そうでなくとも禁止する理由がないと思います。私が高1の時に通っていた日本の学校ではツーブロックが禁止されていたり、前髪は眉毛ラインまでなど意味不明な校則ばかりでした。

・ピアスOK

ピアスをしている人はあまり見かけませんでしたが、ピアスの着用は校則によって禁じられていませんでした。

一般的に日本にない校則

・制服以外のの服装イベント

たまに、〇〇デイというものがありました。例えば、パジャマデイやレインボーデイです。パジャマデイではその名の通りみんなパジャマで登校しました。レインボーデイでは、虹色のTシャツを着ていました。これはあくまでも予想で、時期がプライド月間*だったのかは覚えていませんが、LGBT関連なのかなとも思います。こういう服装イベントは任意参加でしたので、統一とはいきませんでしたが、たまにこういう日があるのはいいですよね。

*プライド月間:LGBTQ+コミュニティを祝うもので、毎年6月になると多くのファッションや自動車ブランド、大企業などがこれに伴い、ロゴや衣類、企画などをLGBTの象徴カラーであるレインボーにして支持している月間のこと。

・何で通学しても可

生徒は、車・自転車・スクーター・スケボーのどの乗り物でも通学可能でした。私の通っていた学校はYear7〜Year12(日本で言う中1〜高3)が同じ学校で、生徒数は約1200人ほどです。ほとんどの生徒はバスと電車で、私はスケボーで通学していましたが、5人ほどしかいませんでした。

・イヤホンを付けながら授業

自分の作業をする時間のみイヤホンで音楽を聴くのは問題なかったです。自分の通っていた高校では、生徒が集中できるように教室内で流行りの洋楽を流していたりもするので、今思えばボーッとするようなことはなかったなと思います。

・スマホの使用OK

スマホを使うのは許可制ではなく、自主的に使用して問題なかったです。勿論、ゲームをしていたり、テスト中にネットを利用して調べるなどのカンニング行為は禁止されていましたし、テスト中にそのような生徒がいると日本と同様0点になっていました。

使用OKの例を出すと、日本は黒板に書かれたことをノートに写すいわゆる「板書」が一般的ですが、私の通っていた学校ではスマホで「写真を撮る」という行為がOKでした。なので、何も言わず写真を撮影する生徒や、クラスの先生によっては「写真撮っていいですか?」と聞くこともありました。100%許可されました。(笑)

数学の授業で計算問題に答える時の使用は禁じられておらず、むしろ計算機の使用を勧めていました。テスト中はスマホで他のことをしたり計算式を調べるカンニング行為をする可能性があるので、電卓を配布または自分のものを使用してテストを受けました。

気になる校則

・タトゥー(刺青)は違反になるのか?

おそらく学校によって違うと思いますが、タトゥーは校則で禁止されていました。オーストラリアではタトゥーが入っていても会社に就職できます。なので、疑問に思うことはありました。また、元々入っていたり入れた生徒は包帯や絆創膏で隠していました。年中同じ箇所に包帯をしている生徒がいると、「そうなんだな」と思います。(笑)

私はホストファミリー先でイタリア人と中国人の留学生と生活をしていました。イタリア人はタトゥーをしていましたが、普通に隠さないで登下校をしているところを見ると禁止されていないようです。

最後に

このように自由度が高いところや日本ではあり得ない校則があり、留学当初はとても新鮮で面白みがありました。

今後も、校則以外で日本にない生活面での常識や考え方をnoteにて共有できたらと思っています。

ありがとうございました。

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