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2030年、スマート農業は実現する!?


はじめに

スマート農業とは、ロボットやICT(情報通信技術)、AI・IoTシステム、ドローンなどの先端テクノロジーを活用して新たな農業へとアップデートさせることです。私たちはその過程で発生する問題点と向き合い、解決しながら新しい日本を作っていかなければなりません。

では、”新しい日本”を築くために私たちはどのようなことに取り組めば良いのでしょうか。

この記事では、日本の状態や農業における課題、取り組み事例を、私の考えを含めて共有したいと思います。

今後のスマート農業実現のための課題

まず、スマート農業実現のための課題点を軽く再確認しましょう。

現在の農業界では、特に労働人口不足、農業従事者の減少と後継者問題、フードロスと3つの課題がニュースで報じられているのを目にします。

1. 労働人口の減少

パーソル総合研究所と中央大学の労働市場の未来推計によると、2030年には超高齢化社会に突入し、約644万人の労働人口不足が予測されています。現状のままだと経済成長が見込めず、後継者問題にも繋がっていきます。

労働人口不足

2. 農業従事者の高齢化における後継者問題

農林水産省の2020年度の調査によると農業従事者の平均年齢は67.8歳と高齢化が進み、食料自給率も先進国で最低の38%と年々低下していることが問題になっています。

農業従事者

3. フードロス(食品ロス)

フードロスとは、消費者の食べ残しやスーパーなどでの売れ残りなど食べることのできる食品を廃棄することです。それは、収穫、出荷、加工、消費などあらゆる場面で起こり、農業の他、漁業と畜産業の面でも発生します。

環境省の食品廃棄物等の利用状況等(平成28年度推計)によると、食品廃棄物等は約2,550万トン、このうちの約612万トンがフードロスという結果が出ています。


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こうした課題を解決するために私たちは何をすればいいのでしょうか。

追記:フードロスと食品廃棄物の違い

私も勘違いしていたのですが、フードロスと食品廃棄物は違うものでした。フードロスは食べられるもので廃棄してしまうもの、食品廃棄物は元々食べられないもの(貝の殻や野菜の皮など)で廃棄してしまうものでした。

変わっていく農業

2030年に向けて政府は第一次産業の他、多岐の分野で目標を掲げています。例えば、SDGsやITS構想・ロードマップ、ガソリン車販売禁止です。

これらの目標により変わりつつある農業について話したいと思います。それは、次のような技術です。

・ドローンによる農薬散布、米の播種

・AIによるビニールハウス内の温度湿度調整、農作物の健康やデータ管理

・ARによる農作物の仕分け作業

2030年以降の未来予測

2030年以降の農業はすでに全国的にスマート農業が実現していると思います。理由は、ジリ貧により農業従事者と後継者問題に苛まれている日本だからこそ、国民意識が変わり、変えようとする力が生まれると思うからです。農業の面で具体的に私は、下記のような分担になると予想しています。

AI ロボット→収穫、分析、気候調整等

ドローン→農薬散布、出荷、配達、動物駆除等

人→システム管理

・⼈が関わるのはシステムなどで不具合が⽣じたときの対応のみになる

・「⽣産」「出荷」「加工」「消費者への配達」の全てをAIロボットやドローンに任せられるようになる

最後に

私はスマート農業が実現したら、農業での労働が一切なくなることで農業従事者の減少後継者問題が解決される他、必要な量の農作物をAIが分析し、ロボットが育ててくれるので、フードロスも同時に解決されると思います。また、並行してSDGs 8, 9, 12の項目にも複数当てはまります。

これらが私が考える”新しい日本”へのルートであり、2030年の農業の在り方だと思います。

ありがとうございました

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