大浦早貴

大浦早貴

最近の記事

愚痴と幸せ

あと1週間で3年のゲームのつもりではじめた仕事をおさめる。 普通とは何かを証明したくて、普通に、お金を安定して稼ぎ、ある一定程度、まともだと言われそうな仕事をしてみる。それができれば普通の仲間に入ることができて、それさえできれば、一人の人間として認めてもらえる。それならば、いい加減、叱責には疲れたし、言う通りにやってみるかと半分思い続けてきた。いや、本当は85%この気持ち。 夢があると思っていた若い頃。夢がない人を大したことがない人間だと思ってしまっていたあの頃。一瞬で人生

    • spring part2 閉→開

      2024年3月17日14時頃、2年ぶりにnoteを書いてみる。 noteで書いていたものの殆どは、確か1年前に自分が嫌になったから、厳密に言うならば、自分の書いた文章に目を当てられなくなっていたから下書きに戻した。 なぜ、また、書こうと思ったのか。それは、外が余りにも春過ぎたから。 ちょうど、昨日は勤務先大学の卒業式。卒業を急かすように、空気は冬から確実に春に変わった。 今日は朝から、TOMMOの曲をひさしぶりに聴きたくなって聴いていた。 「オセロ」「Ginger」「らしく

      • spring part1

        下北沢にキテ2年が経とうとしている。 春だからかひさしぶりに穴からでてお昼を食べに出かけた。 今日はなぜかいつもしないことをしていて、古本屋にも寄った。並べられている本は綺麗な最新の本が置いてある場所よりもこれだと思っていたものがたくさんあった。 ある時から一瞬感情がなくなっていて取り戻し方もわからないままコロナがやってきて高校までのコミュ力0オバケになりかけていたがそれ以降の自分が引っ張ってくれてなんとか生き延びているそんな気もする。 今まで行こうとしなかった見ようとは

        • 哀しみと自分自身

          全ての投稿を下書きに戻した。 結局、「普通」に生きろと言われ続けて抗えず「普通」に偽装して「普通」の人が着たい服を着て、美味しいものをちょっと何も考えない程度にはたべれて、極貧旅行なんて考えずにホテルが取れるぐらいには「普通」になることができてきたこの1年。あとは好きなお花が買えるようになったこと。 おかげで何かをしていないと価値がないと思わずにはいられなかったことも、誰かと比べて落ち込んでしまうことも少しは減った。それは紛れもなく「普通」がもたらした「お金」と「安定」、そ

        愚痴と幸せ

          今見たい風景

          ちょっとした風邪で少しだけ憂鬱な気分になってしまった週末。 そういう時はそのままずるずると流されてしまうことがおおいものだ。 そんな時は無性に旅がしたくなる。できれば一人で。 新しい何かを見ること知ることで自分のダメな部分を埋めたいときっと思っているんだろう。 週末、一ヶ月前まで住んでいた飫肥がdenkenweekというものをやっておりとにかく穴を埋めたくて車を動かした。 感想は、地元に戻って何かをするということに対して希望を持てたこと。 様々な地域で偶然にも暮らすこと

          今見たい風景

          「商店街を愛してやまない理由」

          商店街のことが気になり始めたのは大学生になり宮崎に行った時。 初めて車を運転し、街まででかけ、ふらっと寄った場所がいわゆる商店街だった。 それが商店街との出会い、そして愛してやまなくなってしまった始まり。 きっと商店街のある街で育ったことのない私にとって感動に近い衝撃だった。 日常の生活や人の多様性が垣間見れる。 行き交う人々、その時の私には(あ、世の中色んな人がいていいのだ)と思えた。同じ空間に居続けると周りと同じように生きなければならないという無言のプレッシャーの中こ

          「商店街を愛してやまない理由」