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spring part1

下北沢にキテ2年が経とうとしている。
春だからかひさしぶりに穴からでてお昼を食べに出かけた。
今日はなぜかいつもしないことをしていて、古本屋にも寄った。並べられている本は綺麗な最新の本が置いてある場所よりもこれだと思っていたものがたくさんあった。

ある時から一瞬感情がなくなっていて取り戻し方もわからないままコロナがやってきて高校までのコミュ力0オバケになりかけていたがそれ以降の自分が引っ張ってくれてなんとか生き延びているそんな気もする。

今まで行こうとしなかった見ようとはしなかったのになぜ今日なんだ。

本の背表紙を眺めていると脳裏によぎった。
あー「女」だから苦しいんだ、と腑に落ちる感覚だった。
男になりたいわけじゃない、ただ漠然と幼いときから常によぎっていた感覚が私のずっと取れないしこりのようなモノだったのかもしれないと。

結婚の話で盛り上がる店内。
それを想像しながらカレーを食べた。
これが迫りくる現実。
日常にも小さな小さな戦いがある。

モヤモヤではなく何かがわかった瞬間のような気持ち。

春はすごいなぁ。

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