自分を機嫌よくさせる
今週はレコメンドされた藤井風のライブセッションを視聴しました。
いや、良すぎんか。
ドラッグストアの店内などでよく耳にするヒット曲も、アレンジが変わると全然印象が違いますね。生音のほうが楽曲と声の良さが引き立ちます。
何より全編を通してポジティブな空気が溢れ出していて、とても穏やかな気持ちになります。おそらく彼は、他者志向性を持ったギバーでしょう。
ポジティブであるためにストレスを減らす
他者にポジティブな影響を与えるためには、まずもって自分自身がポジティブな状態でなければなりません。
自分自身がポジティブな状態は、ストレスが少ない状態と言い換えることができます。
ストレスとは外部から刺激を受けたときに生じる緊張状態のことです。日常の中で起こる様々な変化=刺激がストレスの原因になります。
外部からの刺激には、下記のようなものがあります。
ストレスが少ない状態を保つためには、雨風がしのげる閑静な場所に住み、規則正しく暮らし、不安や悩みがなく、仕事が忙しくなく、人間関係に苦労していないという状況を続ける必要があります。
①②はともかく、③と④はなんだかハードルが高そうな気がしますね。
大丈夫です。自分がコントロールできることに目を向けていきましょう。
不安に気付いてそっと手放す
不安との付き合いかたについては、過去にも書きました。
不安の種はだいたい過去か未来にあり、現在考えてもどうしようもないことであることがほとんどです。
コントロールできないことに意識を向けたところで、物事が好転することはありません。しかし、不安に捕らわれているとき、私たちは脳のエネルギーを大量消費して不安のループに陥ります。
そんなときは、いま不安に捕らわれているなということに気付き、それをそっと手放すのです。最も簡単な手放し方は深呼吸です。
日常的に深く呼吸することを意識すると、気づき・手放すという行為が上達します。特にマインドフルネスなどの瞑想を習慣にすると、今ここにいる感覚を長く維持できるようになります。
ちなみに、藤井風も「毎日、朝に瞑想をしている」そうで、デビュー曲のPVの冒頭にも瞑想のシーンが出てきます。
瞑想というとスピリチュアルなイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、呼吸でマインドを整えるストレッチのようなものです。
人間関係はコントロールが難しい
一方で、社会的要因は厄介なものです。
仕事の忙しさは厄介ですが、これはまだコントロールできます。「残業したくない」「休日は働きたくない」「遊びの予定がある」からと、キャパ以上の仕事は断る権利があります。
ある経営者は「人が足りなくて、仕事を断るぐらいでちょうどよい」と仰っていました。仕事に合わせて会社を大きくしていくのではなく、身の丈に合った仕事をしていこうということでしょう。
人手不足が深刻なご時世、それぞれの事情に合わせることができる組織が、今後は生き残っていくのではないかと考えています。
人間関係のストレスについては、他者と関わる以上は避けて通ることができません。自分で付き合う人を選べる立場であればよいですが、そうでないことのほうが多いでしょう。
この問題に関する私なりの結論は、過度に期待をしないということです。
一方で、チームで仕事をする際には相乗効果を期待しています。
チームワークは掛け算なので、相性が良ければ一人一人の技量を超えた成果を上げることができますし、メンバーにゼロやマイナスがいれば大きな損失が出るでしょう。
お互いを尊重してバランスが取れた関係性であれば、先のライブセッションのように素晴らしいグルーヴを生み出すことができます。それこそがチームで仕事をする醍醐味だと思っています。
自分の機嫌がよい状態を記憶する
死ぬまで生きていくうえで、機嫌がよい時間が長いに越したことはありません。他者からしても、できるだけ機嫌がよい人と関わっていたいでしょう。
ただし、24時間365日・常に機嫌よく過ごすのは至難の業です。
そこで、ストレスマネジメントによって機嫌がよい状態を手に入れたら、それをフィジカルな感覚として記憶しておくことをお薦めします。
感覚的なことなので、言葉にするのが難しいのですが、例えるなら自分の機嫌をスマートフォンのバッテリー残量のような%で捉える感じです。
その記憶と今のコンディションを比較することで、今の自分は機嫌が何%ぐらいなのかを把握することができるようになります。
コンディションが良いときに他者と積極的に関わればよいですし、コンディションが万全でない場合は少し距離を置いて、再びストレスマネジメントに取り組めばよいのです。
わたしたちの機嫌も消耗し、充電が必要なタイミングが定期的に訪れます。
GWはできるだけ外的ストレスを減らし、深い呼吸を実践し、自分の機嫌をよくする音楽を聴いて過ごしましょう。
では。
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