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コロナワクチンのモデルナは400万人中10人しかアナフィラキシーが出ていない件

▼東京の新型コロナ感染者数は、1日3000人に至ることなく、少しいいニュースが報道された。もう一つ、とてもいいニュースも報道された。

▼まず、少しいいニュースから。なんとかかんとか、検査の陽性率が10%を切った。テレビ朝日の報道。

〈東京の感染者1070人 検査の陽性率25日ぶり10%切る 2020年1/23(土) 21:36配信 テレビ朝日系(ANN)〉

〈東京都では23日、新型コロナウイルスへの新たな感染者1070人と9人の死亡が確認されました。感染者が1000人を超えるのは11日連続です。

 亡くなったのは70代から90代の男性5人、女性4人です。

 新たに感染した人の感染経路は家庭内が288人、医療施設や高齢者施設などの施設内感染が143人などで夜の街関連は2人でした。

 感染者は11日連続で1000人を超えましたが、検査の陽性率は9.8%と去年12月29日以来、25日ぶりに10%を切りました。

▼これは、まぎれもなく、緊急事態宣言でいろんな人が努力した結果だ。しかし、減り方が鈍いので、緊急事態宣言は延長されるだろう。

▼次は、とてもいいニュース。NHKニュースから。

〈モデルナのワクチン接種 400万人中激しいアレルギー反応10人 2021年1月23日 11時42分〉

〈アメリカCDC=疾病対策センターは22日、アメリカの製薬会社モデルナが開発した新型コロナウイルスのワクチンを接種したおよそ400万人のうち、アナフィラキシーと呼ばれる激しいアレルギー反応を示した人は10人だったとする報告書を公表しました。追跡できた人は全員すでに回復したということです。

報告書によりますと、アメリカの製薬会社モデルナが開発したワクチンを接種した人は先月21日から今月10日までに全米でおよそ404万人で、性別は61%が女性、36%が男性で、残りは不明だとしています。

このうち健康に関する報告は、ワクチンと関係があるかわからないものも含めて、1266件、0.03%だったということです。

また、激しいアレルギー反応であるアナフィラキシーの症状を示した人は10人、100万人当たり2.5人で、このうち9人は、過去に薬や食べ物などでアレルギー反応が出たことがあったということです。

症状を示した10人はすべてが女性で、9人は接種後15分以内で症状が出たということです。

10人のうち、その後の経過が追跡できた8人は全員すでに回復しているということです。

CDCは「モデルナのワクチン接種後のアナフィラキシー症状はまれな出来事とみられる」としたうえで、念のため激しいアレルギー反応に備えて接種を行うよう求めるとともに、健康への影響を注意深く検証していくとしています。〉

▼これはすごくいいニュースだ。希望になる。ワクチンを打てるようになったら、早く打ちたいものだ。

なにしろ、400万人のうち、アナフィラキシーがたった10人しか出ていないというのだ。しかも、10人も回復したという。

複数の会社が1年以内でワクチンをつくりあげたことにまず驚いたが、科学の底力を間近に眺めている気分だ。400万人中、10人である。

▼あと数ヶ月で日本史上最大のワクチン接種計画が始まる。ここ数ヶ月は、邪魔する動きが出ないように、という視点も加えて、マスメディアとつきあっていく必要がある。

(2021年1月25日)

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