💥ネットいじめの原因・種類・悪影響を徹底調査！【対処法📝 まで調査済み！】

2020年1月20日 08:30

ハイライト
・3人に1人がネットいじめに悩まされている
・今までのいじめとまったく異なる3つの特徴
・加害者も被害者も壊す、ネットいじめの真実

📊3人に1人がネットいじめに悩まされる

ユニセフが2019年9月に公開した30か国/17万人を対象にしたU-Reportでは衝撃の事実が公開されました。

若者の3人に1人はネットいじめを経験
若者の5人に1人はネットいじめや暴力によって学校を休んだ経験あり

最近では女優の春名風花さんがネット中傷の投稿者を提訴したことがニュースで大きく取り上げられました。

私の周りでも、自分や大切な家族・友人を中傷され、SNSの引退を示唆する方がいます。SNSは便利なツールですが、心無い使用によってパーソナリティを傷つける最悪のツールにもなります。ネットいじめは、他人事ではありません。

さらに最悪なことに、ネットいじめの被害者はそのネガティブな感情を発散するために、被害者のまま加害者になるという地獄のような状況も多数報告されています。

今回は、そんなネットいじめの真相や問題点をリサーチしていきます。

先ほど紹介した、ネットいじめの経験率の他、
・ネットいじめに使われるメディア
・ネットいじめの3つの特徴
・今までのいじめとの6つの大きな違い
・ネットいじめの動機
・ネットいじめのネガティブな効果
・ネットいじめに対処する方法

いじめや中傷に悩まされるヒトは、アナタ自身？

それとも、アナタの周りの大切なヒト？

📱ネットいじめ・中傷に使われるメディア

2011年には1045人の12-17歳を集めた調査が行われました。この調査では、どんなメディアがネットいじめに使われるのかが判明しています。

ネットいじめメディア

ネットいじめに使われるメディア

1位：SNS（70%）
2位：メール（28%）
3位：チャット（23%)
4位：SMS（17%）
5位：ファイルシェアサイト（7%）
6位：ブログ（3%）

皆さんの想像通り、SNSが断トツでネットいじめに使われるメディアです。SNSには匿名性があります。この特徴は、誰が加害者なのか特定するのが難しい、いじめ側にはとても有利な条件を生み出します。

SNSを使って動揺させるようなメッセージを送ったり、プライベートな情報を晒したり、ネガティブイメージを植え付けるようなレッテル貼りを行うことで、加害者は被害者を中傷します。

ネットいじめには今までのいじめとは全く異なる特徴があります。これらの特徴がいじめをより”悪質”で”陰湿”なものへ変化させました。

ネットいじめの3つの特徴についてみていきましょう。

🔎ネットいじめの3つの特徴

京都大学の研究者たちが行った調査によると、ネットいじめには従来のいじめと異なる3つの特徴があります。

1.匿名で叩く（匿名性）

ネットいじめの最初の特徴は、匿名性。

SNSは相手に情報を漏らさず中傷することができます。自分は安全なところでターゲットをいたぶることができるのです。

被害者は、加害者が誰だかわからないので、問題を解決するためのアプローチが取れず、自分の身を十分に守ることができません。

安全な場所から相手をいたぶる最悪の行為は、自分だけでなく周りの親しい人にも行われる場合が多く、被害者を問題解決からさらに遠ざけ、どん底につき落とします。

2.公開される（公共性）

2番目の特徴は公共性。

SNSは多くのヒトが見れる場所です。そこにプライベートな内容を書き込んだり、ネガティブなレッテルを貼ったり、信ぴょう性のないうわさ話を流したりすることで、加害者は多くのヒトにデマを吹き込みます。

3.長く続く（永続性）

3番目の特徴は永続性。

SNS上にアップされた情報はいつまでも残ります。誹謗中傷や恥辱的なコンテンツは、多くの場合被害者の連絡だけではすぐに削除することができません。長い時間をかけても、削除まで至らないこともしばしば。

インターネットの適切な規制は非常に難しい問題です。対応が追い付いていません。

⚠️ネットいじめと、今までのいじめの大きな違い

今までのいじめは、教室や職場など狭い環境で行われていたため、相手の顔が見える or 特定することが困難ではありませんでした。しかし、ネットいじめは対面ではなく、インターネットを介して行われるため、直接顔を見ることなく危害を加えることができます。

さらに、いじめられているヒトの顔を見ずに済むため、罪悪感にも苛まれずに済みます。これらの特徴は”力の不均衡”を生みます。

力の不均衡とは、明らかに”いじめを行う側”のパワーが強い状態のことです。加害者は肉体的な体力や、社会的地位、持っているお金の多さや社会常識にとらわれず、”一方的に”ターゲットをいたぶることができる。

ネットいじめは、今までのいじめとは全く違う構造を持ちます。

📵ネットいじめの動機

ネットいじめの動機は様々です。

・過去、自分がいじめられたから
・傷つけられた経験があり、その復讐のため
・ただの暇つぶし
・エンターテイメントや冗談として
・より強い自分を演出するため

どれも身勝手な動機です。こんなことしてるなら他のことに時間と労力を使えよ・・・と思うかもしれません。しかし、SNSの手軽さは多くのヒトをネットいじめの加害者に仕立て上げてしまうのです。

だって、誰でも嫌な経験をしたことはあるでしょう？

傷ついたことがあるでしょう？

暇になったことがあるでしょう？

面白いと思った冗談で人を傷つけたことがあるでしょう？

強い自分を見せようとしたことがあるでしょう？

ネットいじめは、手にしたスマホでカンタンに、数秒で行えてしまうほど手軽なものなんです。決して自分にかかわりのないことだと思ってはいけません。

💥加害者も被害者も壊す、ネットいじめ

2016年にQueen Mary University of Londonの研究チームらによって公開された調査では、2480人の学生を1年間にわたって追跡し、ネットいじめの関与が精神状態にどんな影響を与えるのか調査されました。

その結果がコチラ

■うつ病発症リスク
　・被害者：発症率が"44%"アップ
　・被害者かつ加害者：発症率が"54%"アップ

■不安症リスク
　・被害者：発症率が"52%"アップ
　・被害者かつ加害者：発症率が"44%"アップ

■幸福度
　・被害者："17%"ダウン
　・被害者かつ加害者："23%"ダウン

被害者が転じて他のヒトをいじめる”被害者かつ加害者”は精神的に最悪のスコアを残していました。

「いじめられたからいじめ返す」

理屈で考えたら、どう考えても正常なメンタル状態じゃありません。

でも、自分がいじめられたら・・・？

そう考えてしまってもおかしくはないと思いませんか？

さらに、一方的な加害者には統計的な差は出ませんでしたが、それでも傾向としてはうつ病のリスクを上げ、幸福度を下げることが示されています。

ネットいじめに関与するのは被害者だろうが加害者だろうが、どう考えても良い影響はないでしょう。

☢️残念ながら、効果的なプログラムや介入は判明していない。

ネットいじめにあった50%のヒトは、何もすることができず泣き寝入りすることが判明しています。他のヒトをいじめ返す地獄状態に陥っている人も多いでしょう。

友人や家族、教師のサポートを求め、相談する人も少なからず存在しますが、問題が解決しない場合も少なくありません。

ここで伝えておきたいことは、友人や家族とのつながりを感じることは、孤独から自らを守るために絶対に必要だということ。

孤独は確実にメンタルを蝕み、アナタを望まない方向へと進めていきます。できる限り避けてください。

とはいえ、周りのヒトへの悪影響を恐れ、不安やうつ状態に陥ってしまうことは決して珍しいことではありません。そんな時、自らをなんとかするための方法は必要です。

私が過去に調べてきたネガティブ・不安に対する方法は、少しはそんなどうしようもない状態を改善するために有効かもしれません。友人や家族のサポートを受けられない人は、ぜひご覧ください。

⚔️不安に対処する方法⚔️

友人・家族・メンタルクリニックなどの繋がりの方が有益だと思いますが、個人レベルの対処法だって必要です。自分のメンタルを守るための手段として、今まで調べて、試して有効だった方法がいくつもあります。

アナタに合う方法があることを信じて、

ロードマップとして残しておきます。

🧙‍♂️メンタル編🧙‍♂️

アナタの自尊心、自己肯定感をぶち壊す”悪”。彼らによって作り上げられた幻想のせいで、アナタを壊す必要はありません。彼らが作ったストーリーは、アナタにネガティブな思い込みを作る為の方法です。聞く意味がありません。アナタが思う、アナタになる為の心構えがここにあります。

不安について考えすぎていると、アナタができるあらゆることが遠ざかります。アナタにはやれることがたくさんあります。でも、不安のせいでそれができないのは本当にもったいない。アナタが大切な一歩を踏み出すための10個のTipsがここに書き残してあります。

🏋️‍♀️フィジカル編🏋️‍♀️

まずは適切な睡眠時間を確保しよう。強靭なメンタルには正しい睡眠がゼッタイ必要です。睡眠時間が不足しているせいでメンタルが悪化したら、立ち向かえるハズの不安やストレスに対処することができなくなってしまいます。

どうかお酒はほどほどに。ストロングゼロをはじめとする強い酒で不安をごまかしていると、新たな問題が発生します。依存症・肝障害・不眠・睡眠障害・生活習慣病。あらたな不安を生み出してしまっては悲しすぎます！

運動しましょう。どんなに運動が苦手な人でもできるウォーキングでも、メンタルを改善するためには効果があります。精神と肉体は繋がっています。脳も一つの臓器にすぎません。

そして、ご飯をちゃんと食べましょう。無理なダイエットをしていませんか？体のストレスを増やしています。ストレスに対抗するためには十分な栄養が必要ですよ。当たり前だけど、大切なことです。

どうか、自らを追い込みすぎないで・・・！

アナタは悪くありません。

もっと詳しく、網羅的にたくさんの方法を学びたい方は、

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引用

Smith, Peter K. "The nature of cyberbullying and what we can do about it." Journal of Research in Special Educational Needs 15.3 (2015): 176-184.

Wang, Chia-Wen, et al. "“I felt angry, but I couldn’t do anything about it”: a qualitative study of cyberbullying among Taiwanese high school students." BMC public health 19.1 (2019): 654.

Fahy, Amanda E., et al. "Longitudinal associations between cyberbullying involvement and adolescent mental health." Journal of Adolescent Health 59.5 (2016): 502-509.

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