見出し画像

デスクワークでの障害者間マウンティング

1996.冬頃に第二新卒で中途入社した大卒の #視覚障害者  の後輩は、わ彼が障害者であることを言い訳にして健常者にやってもらって当然であるという態度が原因で嫌われていたことに苦しんでいた反面、

四年先に入社した私がいつまで経っても新人レベルの仕事しか与えられていなかったり、吃音混じりの話し方から #知的障害者  もしくは #精神障害者  並みだとみなされてしまったことから、それより知的労働が可能な #身体障害者  の方が上だと言わんばかりだった。

障害者は誰しも人並みにやれないという #生きづらさ  があるのは共通であり、

視覚的にわかりやすい身体障害者に有利なデスクワークは知力勝負であり、健常者と互角にやれることや事務所内の移動可能しやすいように改装してもらえるというフォローが出来るといった傲りが許せない。

目が不自由な彼は私が従事していた仕事が障害者雇用レベルと判断されてしまい、他の健常者の同僚に劣っていたと貶されたことから、

友人のひとりが長い間頭脳を使うデジタルの仕事をしていた私に対して、再就職活動で従前と同じ職種で応募したら完全に不採用になるという発言をされたことを思い出し、納得できる部分がある。

精神•知的障害者の場合は、急な立て込みごとがあると混乱してしまったり、症状のせいで勤怠に問題があって仕事にならないという悲鳴があることに対し、

身体の方は自分のことを理解できる余裕がある程賢いという原理から、企業の採用担当にとっては #正社員  枠の能力やストレス耐性に至らないと見做している為にそれでの募集を行わないのが現状だ。

私と視覚障害者の後輩がこういったマウンティングによるトラブルに至ったのは、

精神•知的障害者がやる様な単純作業しか与えられていないという偏見で傷つき、誰かにやってもらって当然である態度が許せない感情から、互いの人並みにやれないやるせなさの泥仕合いになった様なものだ。

よって、

既に単純作業だけで終わらせたくなかった私の感情と盲目のせいで同じ男性に遅れを取った彼の感情が健常者と障害者が共生する職場に於ける課題が増えたことになる。

#とは #いじめ #障害者ハラスメント







この記事が参加している募集

#とは

57,748件

只今失業中で高齢家族に合わせた生活を強いられており、取材する時間と費用がない状態で2時間という短時間で執筆しなければならない厳しい状況です。 主たるジャンルはいじめ、ハラスメント等の労働・社会問題を過去の回想を基にして執筆しております。