100%は保証されない

先日、農園に保健所職員が来て、色々話した末covid-19が人間に知ら占めたことを思い出す。100%ウイルスを遮断する方法はないということだ。

家畜伝染病予防法に基づいて、日本の畜産の疫学的な面は管理されているがこの法律は不備がある。一番問題視するのは大規模も小規模も同じだということだがそれはまた別の機会に。先日この法律は、豚コレラの影響をうけ、改正があったところだ。端的に言うと、日本から放牧が消えかけた。山梨県のある豚農家を筆頭に、志ある人々ががんばって、条件付きで放牧を認めさせたようだ。その行動は賞賛に値する。

さて、この話、最終的には防護柵を設けるところで落ち着くことになる。じゃあそれで、100%豚熱は防げているのかと言えば、やはり100%はない。それどころか、まだまだ豚熱がおさまっていない。

畜産業界では、人間社会と違い大胆な方法を採っている。「やばい病気が発生したらとにかく殺処分」だ。だが、いつまでこんなことを続けるのか。動物をもっと愛しましょうとか感情に訴えかけたいわけではない。もっと大きな視野で合理的な解決方法があるのではないだろうか?

つまり、豚肉の取引価格を上げるということを訴えたい。

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