山登りでプチ迷子

 結構前の話になりますが、気が向いたので午前中に近所の山に登ってみました。大して下調べもせず、ふらりと軽装のまま登山。そんなに高い山じゃないでしょと高を括っていたけれど・・・。

 意外と登ってみたらしんどいのなんのって。傾斜がかかって足が痛い。登りは、登山客の皆さんと挨拶でもしながら楽しくひとり登山。まだ頂上は見えない。

 あれけっこう登ったよね。頻繁にこの山に登っている人達は、涼しげな顔でさっさ下山してくるけども。いつになったら雄大な景色に出会えるのか。もう途中で帰ろうかなとすら思いました。

 諦めかけた頃ようやく頂上に到着。しまった携帯を忘れてきてしまった。2か所ほど絶景ポイントがあったのに。惜しい事をした。頂上で少し涼んでから気合を入れ直すぞ。

 タオルや飲み物もきちんと持ってくるんだったな。あまりにもノープラン過ぎた。いやはや一人山登りは、もう少し計画を練らないといけませんね。

行きはよいよい。帰りはこわい。がまさか現実のものになるとは・・・。下山する際目の前に、ベテランガイドさんのような人が鈴を鳴らしていた。その音に引き寄せられフラフラついていったら別ルートに舞い込んでしまったみたい。

 どうしよう。引き返すべき?でももっと迷う位ならいっそこのままどこか出口に出た方がまだましか。久しぶりに焦りました。この山思った以上に複雑に入り組んでる。広範囲に跨って初心者向きの山じゃない。

 とりあえず出口に出るも、正直ここがどこかわからず戸惑うばかり。近所のおばさんに話を聞いても、ただただ何だか嫌そうな顔をされるだけ。そういえば私は、方向音痴。こんな時に限って、携帯も方位磁石も持ってないぜ。

 とぼとぼ歩いて30分くらいでようやっと自宅に到着。疲れた。森林浴で癒されるはずが、スリル満載の山登りデビューとなりました。家に買って靴下脱いだら、爪が変色してました。痛かったもんな足。頑張ったな自分。

 <終わりに>当たり前ですが、初心者の人は、自分の能力に見合った山からスタートしましょう。ただ入念に下調べしたら、絶対挑戦することは無かったであろう山をしれっと踏破したことは良かったと思います。次回からは、山登りがそんなにきつく感じないかもしれません。とりあえず無事帰ってこられただけで、良しとしましょうか。

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