見出し画像

Audiostock2年目 2023年実績報告

昨年の実績報告から、ちょうど1年が経過しました。

おかげさまで、収益は前年比3倍強になりました。とても有難いことです。
そして金額もさることながら、沢山の方にご利用いただけたということが本当に嬉しく、とても励みになっています。本当にありがとうございます!

こうしたスタンスを持ちつつ、今回の実績報告も、具体的な収益金額は書きません。件数や曲名などをお伝えすることで、ご参考頂ける点があれば幸いです。

改めて、私の楽曲を選んでくださった方、活動に関与してくださる全ての方へ感謝の気持ちを込めて。
おかげさまで、2年目の2023年も充実した音楽活動が出来た年になりました。いつも本当にありがとうございます!!

1.2023年実績報告

冒頭でも書きましたが、おかげさまで収益は前年比3倍になりました。
このことは、金額だけでなく、件数や「タイトル数(※)」にも表れています。

(※)「タイトル数」…
曲目ごとの収益は分かるが具体のご利用件数が分からない場合に、私が独自に使っている考え方。
例えば『今月は「花」という曲が1,000円分売れた。あと「月」という曲が500円分売れた。』場合には、タイトル数「2」と数えています。
(金額によらず、収益を上げた作品の数を等しく数えています。)

(1)ライセンス販売実績

「ライセンス販売」とは、ご購入いただいた音源を、動画BGMやイベントBGM等に活用いただけるものです。(視聴のみの場合は次項の「音楽配信」)。一定の月額使用料の範囲でご利用いただける「定額制」と、1曲ごとにご購入いただける「単品購入」とがあります。

まずは「定額制」。
月ごとにご購入いただいたタイトル数を確認し、年間合計してみました。
2022年は609タイトル(月平均50.8)、2023年は1,764タイトル(月平均147.0)。約3倍になりました。

ライセンス販売実績(定額制:タイトル数)

次に「単品購入」。
こちらは、直接のご利用件数が分かるので、タイトル数ではなく「件数」を確認しています。
2022年は19件(月平均1.6)、2023年は42件(月平均3.5)。約2倍となりました。

ライセンス販売実績(単品:ご購入件数)

(2)音楽配信実績

こちらは四半期ごとにご利用いただいたタイトル数を確認し、年間合計してみました。(収益金額のご連絡が四半期ごとのため)
2022年は248タイトル(四半期平均62.0)、2023年は986タイトル(四半期平均246.5)。約4倍になりました。

音楽配信実績:ご視聴タイトル数

(3)Tiktok利用実績

こちらも四半期ごとにご利用いただいたタイトル数を確認し、年間合計してみました。(収益金額のご連絡が四半期ごとのため)
2022年は518タイトル(四半期平均129.5)、2023年は1,542タイトル(四半期平均385.5)。約3倍になりました。

Tiktok等ご利用実績:タイトル数

(4)どの曲が選ばれている?~用途により様々~

各項目ごと、収益Top15の作品名(タイトル)を2年分並べて比較してみました。それぞれ全く異なる傾向があり興味深かったです。

■まず、ライセンス販売のうち定額制の収益Top15
(単品購入は販売実績そのまんまになってしまうので割愛します)

表中の「赤文字部分」は、2年連続でTop15になっている作品名です。

定額制収益 Top15 タイトル比較(2022-2023)

定額制収益の中では「卒業~ありがとう~」が不動の一位。
2022年1月に演奏・登録した、ピアノ即興演奏でのオリジナル曲です。

次いで、「ありがとうのお正月」「夏音の記憶」も上位を保っています。
「ありがとうのお正月」2022年12月に作曲・登録した琴(13弦箏)メインの和風オーケストラ曲。

「夏音の記憶」はピアノ即興演奏によるオリジナル曲。2020年に演奏していたもので、Audiostock開始間もなく2022年1月に登録。

■次に、音楽配信の収益Top15
先ほどの「ライセンス販売:定額制」とは、作品名がガラッと変わります。
この点はとても興味深く、
「動画やイベントのBGMとして使うため」のものと、「ご自身が聴くためのもの」とでは、需要が違うことを具体的に気付かされます。

音楽配信収益Top15 タイトル比較(2022-2023)

この2年間で、多く聴いていただけている作品名にはあまり変化がありません。(登録曲数は増えているにも関わらず)

しかも、その多くはピアノ即興演奏によるオリジナル曲。
例えば、2年連続上位の中で「晩春、月明かり」「Monochrome」「ひまわり」はピアノ即興演奏です。また「ひまわりの朝」はピアノ作曲にあとからオケを付けたもの、「凪」はピアノ即興演奏に後からオケを付けたもの。

しかも、そのどれもが、数年前の作品。
ただただ、その時に自分が作りたいから(弾きたいから)と生まれた曲。

ライセンス販売(使う用)では、新曲をつくるとほぼ必ずご利用いただける手ごたえがあるのに対して、音楽配信(聴く用)は数年前の曲たちを未だに超えられていません。

しかし、これを前向きにとらえるならば、
「自分が素直に感じたことを表現しただけでも、それが誰かの心に届くことがある」ということは、とても有難いことです。

改めて、使い勝手やニーズを捉えての作曲をする一方、
ただただ、その時の思うがままでの即興演奏から生み出す音楽も、大切に続けて行こう
と思いました。

■最後に、Tiktokでの収益Top15。

こちらは、Tiktok動画投稿でのBGMにご利用いただいているものなので、傾向としてはライセンス販売に近いものを感じます。(でもやはり独特)

Tiktok利用収益Top15 タイトル比較(2022-2023)

ここで嬉しかったのは、2023年に
「卒業~ありがとう~(ピアノとオーケストラバージョン)」を沢山ご利用いただけたことです。

これは、2022年(初年度)のライセンス販売にて「卒業~ありがとう~」が最も多くご利用いただけたことを踏まえて、元々のピアノ即興に、後からオーケストラを加えたアレンジをした1曲でした。

ライセンス販売の定額制ではあまり伸びなかったのですが(単品購入では複数あり)、Tiktokでは非常にたくさんご利用いただけていたので、ホッとしたところです。

2.運営スタンス~「学び」にこだわった1年間~

2022年は、Audiostock1年目だったこともあり、「数」にこだわった1年間でした。そして2023年は2年目。1年目で得られた様々な課題にもとづき「学び」にこだわった1年間です。

2023年の登録曲数は、2022年の概ね3分の一となりました。

Audiostock 月別新規登録曲数(2022-2023)

2022年に得られた課題で取り組んだことはこちら。
■アコースティックギターをメインに据えた楽曲をつくること
■MIXのやり方の見直し(サウンドをくっきりさせたい!→まずはドライミックスから等)

2023年に新たな気付きで取り組んだことはこちら。
■ジャズピアノトリオを集中的に学ぶ(ピアノだけでなく、ドラム、ベースも)
■デジタルサックスを用いた楽曲づくり(アンブシュアや息のコントロールはかなり本物っぽくて感動!2024年はもっと使っていきたい。)
■篠笛演奏(Audiostockコンペをきっかけに馴染み深くなり、元フルート吹きでもあるので、挑戦したくなった。少しずつ練習中。2024年に具体的な曲に使えるようになっていたらいいなぁ・・・)

・・・などでした。

上記のうち、相乗効果になったな、と後で思ったこと。
ジャズピアノトリオとMIXの関係。


ピアノ・ベース・ドラムの3つの楽器に集中して、作曲→演奏録音→MIXを行ったことで、楽曲における必要最低限な役割分担とそれに応じたMIXが少しだけ見えた気がしました。
昨年よりも、ちゃんとどの楽器もよく聴こえてサウンドがくっきりした感じ。この感覚をフルオーケストラ曲にも活かしていきたいです。

ジャズピアノトリオに取り組もう!と思ったきっかけ等は、昨年末にこちらに書いています。よければこちらもぜひ。

3.まとめ~2024年の活動に向けて~

今日は1月29日。今年も始まってからもう1か月経過しようとしています。この1か月は今年の指標になるような過ごし方が出来ました。

まずは1月の前半。集中して2曲の作曲。ピアノ演奏とDTM。
フルオーケストラ曲(1月8日登録)とジャズピアノトリオ(1月15日登録)。それぞれ1週間程度かけた作品。

その後、1月後半は特に予定をせず、メロディの断片やその場の気分をもとにピアノで即興演奏。オリジナル曲が7曲できました。例えばこんな曲。

また、昨年からの学びの続き、気になったことの調べものなども、月後半に集中して取り組みました。

この1月の過ごし方は、私にとっても家族にとっても良かったように思います。
特に土日「音楽制作中心に動くからあとはよろしく!」と言うスタンスであるときと、「家族中心に動くから大丈夫よ!」な時がハッキリしていた方が、家族の側もメリハリがついて良い気がしました。
(↓↓家族の事情もこちらの巻末に記載しています。ご参考まで。)

■月の前半→ピアノ演奏とDTMとで作曲をし(目標2曲)、
■月の後半→予定を決めず、メロディに繋げる意識で過ごしながら、ピアノ即興演奏中心のオリジナル創作。(学びの続き、調べものなども)

1か月の中で、こんな風に、
日々の暮らしの中での音楽活動を続けていけたらいいなと思っています。

・・・まぁ、昨年同様、また途中で「これをやろう!」と思いついたら、素直に乗っかっていこうとも思いますw。

大変長くなりました。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!