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オウチ塾だよ!🏠自己紹介だよ!

オウチ塾だよ!

はじめましてオウチ塾です。私の頭の中にある投稿記事のイメージについてお話する前に,私のことについて少し触れさせていただければと思います。民間教育に携わって29年,この道一本で生活してきました。この私を支えているものがいくつかあり,今回はその中の1つを紹介します。

私の家には「百科事典・歴史上の人物・グリム童話」がありました。それぞれ毎月届けられ,配本を楽しみにしていた記憶があります。すべてのページは読んではいないと思うのですが,私の心に強く残っているものです。小学校高学年の頃になると,家の経済状況も徐々に分かってきます。父親は高校を出た後にそのまま就職をしているのですが,仕事が長続きせず,それは結婚後も変わりませんでした。母親は家庭の事情で中学校を中退したようです。そのため仕事はパートしかできず,父親と私そして妹2人の5人が生活するには十分とは言えない収入と,親戚・知人からの借金でやりくりしていました。その中で決して安くはない学習教材を,母親は私たち3人のために用意してくれていたのです。

両親が買ってくれた,これら学習教材の内容や知識そのものが,学力の基礎になっていることは間違いありません。しかし,私たちにとって一番重要だったことは,そこではなかったのです。お金のことは一切言わず,苦しい環境から逃げずに,家族の責任を一人で背負って,体を張って育ててくれた母親の後ろ姿が,子ども3人の心の奥底に鮮明に焼きついて,それが今も離れないのです。

「全身全霊での心を揺さぶる教育」を基準にした場合,どうしても「知識伝達中心の頭を使わせる教育」は色あせて見えてしまう…そこで,「本物の学びの場はどこにあるのだろう?」と考えるようになりました。「場所」ではない,もちろん「ブランド」でもない,やはり「人」なんだ!と。「教育を大切に思い,悩み,実践し,研究を繰り返している人のいるところが,そのまま学びの場になるんだ!」…それは家庭でもいい,学校でもいい,塾でもいい,複数あればもっといい。私は民間教育を選びました。それが,一番自分らしさを表現できると思ったからです。

今回,投稿をはじめようと考えたきっかけの1つが「不登校者の増加」です。「学校に行かない」という選択が増えてきているということです。もう1つは「リモート学習」の増加です。世界的パンデミックを経て「在宅での学習体制」が整えられてきました。このような社会の大きな変化が,子どもたちの教育環境に影響を与えないはずがありません。新時代に求められる教育について,掘り下げて整理していくと,行き着くのは「家庭」です。ご家庭における役割の重さと負担の大きさを考えざるを得ません。「オウチ塾」の名は,ここから来ています。

一人の子どもに関わりそして成長を見守っていくためには「多大な労力と忍耐力が必要なこと」を今一度心に留めながら,ホームに使用しているアイコン「桜(さくらっ子です!)」のように,花を咲かせる春に向かってコツコツと自分自身の課題に取り組みたいと思っています。

「オウチ塾」の記事を読んでくださり,本当にありがとうございます!よろしければサポートをお願いいたします!多様化する子どもたちの学習環境を整えるために使わせていただきます!