長野旅行でのできごと。
まずいことになった。
ほんとうは今日、noteを投稿する予定はなかった。
長野県に、旅行に出かけていたからだ。
僕と僕の彼女、弟とその奥さん、妹とその彼氏の計6人で。
今日はその最終日だった。
荷物をまとめて、借りていたコテージをチェックアウトするときに異変がおきたのだ。
はじめは、僕の彼女だった。
コテージの2階にある3つの寝室のうちのひとつで、僕らは寝ていた。
荷物を一階に運んでそこに戻ってくると、ベットで倒れるように横になっている彼女がいた。
「もう時間だよ。みんなも外で待ってるよ」
そう言って、肩をゆする。
反応がない、そう思った矢先、彼女は目を見開いて、ものすごい力で僕のことを突き飛ばした。
僕は床に転がって、身体を打った。
とっさに顔を上げると、彼女がうつろな表情で這うようにこちらに来るのが見えた。首がへんな方向に曲がっていた。
僕は部屋を出て扉を閉めた。
『彼女は普通じゃない』
そうおもった。
ドアノブを押さえていると、彼女は力任せに扉を殴りつけて、苦しげなうめき声をあげていた。
「誰か、手を貸してくれ!」
そう叫ぶと、階段を上がってくる気配がある。よかった、と胸を撫で下ろした。
それは弟だった。
しかし彼の姿をみたとき、全身が総毛立つ。
弟の口からは、肉片と血がしたたっていて、白目をむいていた。
考えるまえに、僕は彼を階段の上から蹴落としていた。
弟が転げ落ちた先には、彼の奥さんと妹、その彼氏がいた。
みんな、彼女や弟のようにまともじゃなかった。
逃げ場のなくなった僕は、隅の寝室に立て籠った。
こうしている今も、部屋のドアを殴りつける音が聞こえている。
ベットをひとつ、ドアの前に置いておくべきだろうけど、疲れたのでやる気が起きない。
暇なので、noteを書くことにした。
スマホのフリック入力なので、いつもとは文の印象が違うかもしれない。
しかしこの状況のおかげで、結果的に毎日投稿が続いた。よかったよかった。
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