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旅日記

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日本一周、車の旅。 プラス、お遍路。 まだ旅の途中。
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#日記

新潟から石川、長野へ寄り道②

新潟から石川、長野へ寄り道②

パス練が終わると、お互い汗だくで車内には戻りたくなかった。

しばらく上半身裸で汗を引くまでまった。

生暖かい風だったが、5分もすると汗は蒸発していった。

ここからは、宿探しが始まる。良ければ、キャンプ場、悪ければ車内。

この日は近くにお誂えの場所がなく、車内泊となった。

車内は想像するよりずっと劣悪な環境だった。

まず、窓を開けていないと暑すぎる。窓を開けていると蚊が入ってくる。

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福井から滋賀へ

福井から滋賀へ

福井に入り、ただひたすら走り続ける。

コンビニで弁当を買い食べる。豚カルビ丼が旅のお供だった。

ちなみに、長野から石川に向かう途中に先輩が高速道路の電話ボックス

で、財布を忘れるという事態が発生していた。

警察にも紛失届を出したが、この旅の途中で見つかる可能性はほぼ0で

あった。

よって、今後のご飯は僕の財布に頼るしかないのであった。

でも、そこは大先輩であり、

「お前、好きなもの

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滋賀から京都へ

滋賀から京都へ

琵琶湖の西岸を南下していった。

湖と意識していないと、海と間違う。

岸辺は波が寄せては返している。

水辺独特のにおいを嗅ぎながら、走る。

琵琶湖の周囲は思ったより、建物が多かった。

京都に入ると、今度は北上していった。

京都は修学旅行の思い出がたくさんある。

京都駅の大きさ、近くのお好み焼き屋、東寺、金閣、銀閣などなど。

行ったことのある所には寄らず、天橋立へ向かった。

細い林の

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兵庫、島根へ

兵庫、島根へ

天橋立を満喫した僕らは、また走り出した。

すでに夕方のため、宿を探す。

宿といっても、駐車場かテントを張れるスペースのことであるが。

運よく、公衆浴場を探し出し、駐車場でパス練をした。

汗をしっかりかいた後、久しぶりの大きなお風呂に入った。

その晩は、蒸し暑く寝つきが悪かったが、お風呂の爽快感がありぐっすり眠

ることができた。

翌朝早く、兵庫を走った。僕は寝不足によりところどころ記憶

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少し戻って、鳥取県

少し戻って、鳥取県

前回、出雲大社から再スタートといって締めくくった後に、

鳥取砂丘に行ったことを思い出した。

鳥取の皆様失礼いたしました。

ひたすら海岸線を走っていると、鳥取砂丘の看板が見えてきた。

砂丘の看板なくても、道路のまわり結構な砂だった。

砂の畑のようなところがずっと続いており、らっきょう畑?

などと考えながら通り抜けた。

鳥取砂丘は、想像よりも多きかった。

観光駐車場に車を止め、丘の上を

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出雲大社

出雲大社

出雲大社の周辺は、おみやげやさんと上り坂が印象的だった。

急な上り坂を登ると、出雲大社の看板があった。

昔、誰かに言われた、神無月の話を思い出した。

神無月は全国の神様が出雲大社に集合しているので、神無月という。

島根では神有月というということを、だれかから聞いた。

本当かどうか確認はとっていないが。

境内に入ると、空気の神妙さを感じた。

張り詰めたわけでもなく、緊張とも違う、独特の

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いざ、九州!

いざ、九州!

やっと、九州へ上陸できる。

この時点で、背中の汗疹との闘いであり、

若干先輩との会話も続かなくなってきていた。

軽自動車だったので、九州への道のりは安く済んだ。

橋を渡ると思っていたが、地下にいってトンネルをくぐった。

九州に上陸すると、特に本州と変わらないじゃん、という印象だった。

とりあえず、恒例のコンビニ弁当を買いに行く。

ここで、キャメルマートが多い事に気が付いた。

東北地

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阿蘇山

阿蘇山

九州に入り、僕の地理の知識もあまり追い付かない。

東北地方に住んでいるので、どうしても関東以南というか西側の事に疎い。

その中でも、九州といえば、阿蘇山のカルデラ、鹿児島の桜島、熊本のい

草、種子島など社会の勉強でやった知識は薄っすらあった。

水曜どうでしょうのファンとなった後、日本一周をしていたら、指宿に

行ってみたいと思っただろう。

先輩の、追試の日程もあり九州は3日で一周する計算

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鹿児島へ

鹿児島へ

夜も遅くまで走り、朝は早くから走り出したようだ。

僕は睡魔に襲われ、夜寝る時は走行中だったし、朝起きた時も、

すでに走行を始めていた。

先輩はかなり眠いだろうが、サザンを聞いてなぜか生き生きしている。

尊敬します。

昨日からの旅の途中、立ち寄ったところは、ハウステンボス、ちゃんぽんの

お店だった。

学生の、さらに財布を落とした僕たちにとってハウステンボスのパスポート

は、高かった。

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大分へ

大分へ

沖縄への移動をあきらめた僕らは、北上を始めた。

夜間の移動というのもあり、九州で立ち寄った観光地は、

大分県中津市にある、福澤諭吉旧居・記念館が記憶に残っている。

不眠不休で運転している先輩は疲労困憊していると思われたが、

記念館内の、年表をじっと見つめながら、うなずいている。

本当にすごい人だと思った。

興味を持つと、疲れなんて関係ない、そんな人だった。

医師になってからも精力的に

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しまなみ海道

しまなみ海道

本州へ戻った僕たちは、瀬戸内海を見ながら東へ向かった。

山口、広島と国道をひた走った。

いつものように昼食はコンビニのカルビ丼。

夜は車中泊だった。

四国へ行きたいのだが、瀬戸大橋しか思いつかなかったが、

しまなみ海道といういい道を発見した。

とりあえず行ってみる。

いくつかの島に降り立ちながら、四国を目指した。

島に下りたり、橋の上から海を眺めたり。

この度で一番の絶景だったか

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四国、番外編 ~お遍路~

四国、番外編 ~お遍路~

日本一周から約10年後の夏休み、お遍路に行こうと決めた。

僕の同級生が行ってよかったと、学生のころ言ったのを覚えていた。

ネットで調べてみると、徳島から始まることが分かった。

夏休みの初日、徳島までの往復の航空券を買った。

宿は予約しなかった。

歩き遍路をして、歩いた先にある宿に泊まることを決めていた。

初日。阿波踊り空港へ到着した。

まだ、身なりは普通の旅行者と同じであった。

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お遍路②

体毛がなくなった朝、僕はJRの駅へ向かった。

1番札所 霊山寺の近くの駅で降りた。

旅の始まりだ。

バック一つ抱えて、霊山寺へ向かうといろいろな、お遍路に必要な、

身支度を準備した。

白装束、杖、数珠を購入した。草履は川なかった。

歩き遍路は、住所、氏名を記載してくださいとのことで、

住所、氏名を記載した。

まだスマホが普及していない時代で、地図を見ながらの旅となった。

同行二人

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お遍路③

断片的な記憶になるが、お遍路の2日目の宿はお風呂がなかった。

バスで近くの公衆浴場へと案内され、時間になったら迎えに来てくれる

という仕組みだった。

かなり汗臭い状態で、浴場につき念入りに体を洗って浴槽に浸かった。

日焼けにお湯が沁みた。

頭は剃っていあたので、シャンプーなのかボディーソープなのか、

判断に迷った。とりあえずボディーソープにした。

夜ごはんを軽く済ませ、宿に帰った。

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