見出し画像

フィンランドでの週末から、調和のとれた暮らしを考える

こんにちは、おまつです。
「90Day-Finn Programme」の一週目。オンボーディングの要素が多かった、充実の平日を終え、2回目の週末を迎えた際のことを記します。

金曜日、16時。 仕事を終えて帰る人々

 プログラム参加者に与えられたワークスペースは、北欧のスタートアップキャンパスとして著名な「Maria01」です。(施設の詳細は別途ご紹介します。)

 仕事場の近くに、地元の方に愛されるビーチがあると言うことで、少し早起きして水浴びしていくことに。
 早朝の水温は15度と、サウナの水風呂と同程度に冷たく、いい目覚めをもって作業場へ。

ヘルシンキっ子に人気のビーチ「Hietaranta Beach」

 担当の方が「今日は金曜日だから早出で出勤するからね」ということで、8時前にMaria01に着くと、もう働き始めてるー!
「子どもと過ごす時間を作るために、15時半までには帰らないといけない、だから早く来てるんだよね」とプログラム企画調整担当の方。
 ワークライフバランスがしっかりと取れた国というのは知っていたのです が、金曜日は特に徹底されているのを実感しました。
 (いざ15時半になると本当に帰られてしまいました👏) 
 実際、我々のプログラムのほとんども金曜日は入っておらず、その週の活動のWrap upや、次週に向けた準備など、ゆとりを持った活動ができるようになっているように感じます。
 早めに作業場所を後にし、私も市内に散歩へ。17時前だったのですが、ヘルシンキ中央駅からトラムに大勢の方が乗車。すでに中心部で働いていると思われる方が、帰宅されているようでした。

海沿いのカフェやビーチでリラックスする姿も

 晴天となった金曜日の夕刻。落ち着ける場所を散策したいと思い、湾に面した閑静なエリアへ。そこに佇む「Cafe Ursula」にチェックイン。そのカフェは素晴らしい夕焼けとフィンランド湾に浮かぶ島々、豊かな自然を堪能できる景色が広がります。
 「Cafe Ursula」の近くの通りには、多くのカフェが点在し、その周辺にはウッドデッキで読書する人、アイスを食べながら散歩を楽しむ人、海岸でピクニックを楽しむ人など、自然の近くで楽しんでいる様子が非常に魅力的に写ります。まさに華の金曜を体現しているような景色を見た気分でした。

海沿いに立地する「Cafe Ursula」全景
週末の夕方にはバンド演奏も楽しめる
眩しすぎる夕日を背に週末を楽しむ人々 奥には飛行船も!
ピクニックを楽しむ光景もあちこちで見られました

華金に、自然を楽しむという豊かさ

 私の暮らす福岡市も、日本国内では自然と都市の調和の取れた、コンパクトな街として知られていますが、30年近く福岡で暮らしてきて、キャンプや釣りは別として、仕事終わりに自然な流れで、都心の近くでピクニックをする、テラスで一杯飲むという発想はなく。ヘルシンキの地元の方にとって、いつでも森や海、湖は生活とは切り離せない要素となっているのかもしれないと実感できる時間でした。
 海沿いの公園で立ち止まって深呼吸すると、頭がすっきりし、なんとも空心地よい気持ちに。せっかく地元にも公園や山があるのだから、もっと行ってみよう。そんな地元の良さも思い起こさせるきっかけにもなり、なぜ実際に福岡に移住された外国人起業家の方が「自然に近い環境が良い」とおっしゃっていたのか、その真意を心から理解できた金曜日となりました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?