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含蜜糖

砂糖の製造過程の段階によって、作られる種類

は変わってきます。


◇含蜜糖とは?

含蜜糖とは、原料である各植物から搾り取った

糖液を灰分や不純物ごとそのまま

煮詰めて固めた砂糖のことです。

作られるタイミングとしては、製造過程の

始めにあたります。

転化糖(※別記にて説明します )や

灰分(ミネラル)などの不純物を多く含むため

独特で濃厚な風味が特徴です。


◇含蜜糖の種類

○黒砂糖

いわゆる「黒糖」のことです。

「砂糖きび」の絞り汁を煮詰めて作られており、

黒色の色味をしています。

甘みが濃く、コクのある風味が特徴的です。

日本では主に、沖縄で製造されることが

多い砂糖です。


○楓糖

「メープルシュガー」

とも言われてます。

「砂糖楓」 という木の樹液を

そのまま煮詰めて固めた砂糖で、

蜂蜜に似た味わいの、芳ばしい香りが特徴です。


ちなみに、固形化する手前まで煮詰めたものは

「メープルシロップ」として加工されます。

こちらの方が一般に馴染み深いかもしれませんね。

アメリカ東北部でも製造されますが、

やはりカナダが一番

有名な栽培地ではないでしょうか。


○ヤシ糖


「パームシュガー」
と呼ばれる含蜜糖です。

「砂糖ヤシ」という植物の茎からとれる

樹液が原料で、色は「黒糖」に近いですが、

あちらと比べてクセが少なくなり、

まろやかな味わいです。

主に東南アジアで生産されています。


今回紹介した含蜜糖は、分離作業を行わずに
搾った糖液をそのまま煮詰め固めた砂糖です。

※bitesjapansquadの投稿 : Ironman_fe

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