花の蜜が蜂蜜になるまで
蜂蜜も製菓ではよく用いられる
甘味料のひとつ。
今でこそ砂糖が主流ですが、
実は歴史上最も古くから使用されてきた甘味料です。
◇蜂蜜が出来るまで
「蜂蜜」はご存じの通り、「花の蜜」をミツバチが
巣の中に集めて出来上がるものですが、
もちろんこの「花の蜜」と「蜂蜜」は同じものでは
ありません。
この集めた「花の蜜」が「蜂蜜」に変わるに為には
以下の二つの現象が起きています。
○蜜の濃縮
運ばれた「花の蜜」に含まれる糖(ショ糖)の濃度は
そのままだと、およそ10〜20%です。
これでは保存性が低く、巣の中に貯めることが
出来ません。
そこで、ミツバチは持ち帰った密を薄く足で広げ
羽根で風を送り、水分を飛ばしていきます。
こうして花の蜜は濃縮が行われ、
最終的に糖の濃度は80%程度まで濃くなります。
○ショ糖の「転化」
ミツバチが花から蜜を採り、上記の濃縮を行う
一連の作業の中で、ミツバチの唾液が混ざります。
この唾液には「インベルターゼ」と呼ばれる酵素
が含まれており、花の蜜の中のショ糖は
「転化糖(果糖、ブドウ糖」に分解されます。
蜂蜜の成分をみるとショ糖ではなく、
果糖とブドウ糖が主です。
※bitesjapansquadの投稿 : Ironman_fe
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