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国立大学医学部医学科に塾なしで現役合格する方法。 ⑦物理

こんばんは。一昨医です。
今日も投稿読んでいただいてありがとうございます。
当分間が空いてしまいましたが、勉強法を一息に書ききってしまおうと思います。
まずはその前半、物理です。

(結果的には)最後まで足を引っ張られてしまった科目なので、失敗談シリーズに分類した方が良い気もしますが。
センター試験は8割を切り、2次試験も7割切っていたので、およそ医療系狙いとしてはあるまじき点数だったと思います。
思い出すと辛くなってきたので早速いきましょう。


基本的な概念を理解せよ。→基礎的な問題集を早めに、「わかるまで」やる。

これはこれまでのどの教科でも言っていることと同じですね。
物理は特に力学・電磁気・波動などなど、さらに細かくカテゴライズされていて、概念の導入にとにかく手間取った記憶があります。
ある程度やりこめば知識のつながりがあることには気付けるのですが、それでも1つ1つが複合的でややこしかったです。

おすすめの参考書は「良問の風」、これ一択です。これを1冊やりこんでください。
本当は「物理のエッセンス」からやるのが定石だと思います。
ただ、基本問題を確実に(9割以上)できるようになるのが目標の中では、ある程度の質を担保して絶対的な問題数を短時間でこなすのが重要と思います。良問の風はその名の通り、良問(基本的な概念の理解につながり、かつ複合的すぎない問題)の集合体なので、最適です。解けた時には爽やかな風を感じます、本当に。
エッセンス、質は良いですが、問題数が不足しているといわざるを得ないですね。(概念を理解するのには良い本だと思うので、時間のある中学生にはオススメ)

数学もそうですが、このレベルの基本問題が100%解ければ、どんな大学の入試問題も33~50%(大問の中の序盤~中盤)は確保できます。
そのあと応用問題でどこまで得点できるかの勝負で、そこを補ってくるのが重要問題集や「名門の森」なんですよね。名門の森は迷う恐れがあるので、物理強者以外にはお勧めしません。応用問題は基本問題の組み合わせに過ぎないので、1つ1つ暗号を解読できるよう、基本問題の理解度をまず上げましょう。

数学とセット→特に三角比と微分積分!

物理の難しいところは、数学の習熟度と如実に相関することだと思っています。
数学の先生が昔仰っていたには、「数学は物理学の共通言語に過ぎない」だとか。
僕はその一端しかわかり得ませんが、納得する部分もあります。

物理の力学で先に三角比を学習したときに意味が分からなくて、定期テストで50%に達せず衝撃を受けました。その後数学で三角比を学び(高3でさらに数学を猛勉強し)、少しずつ意味が分かり楽になったので、やはり概念の導入は大切だというエピソードとして印象に残っています。
なぜ数学で概念がわかったかというと、「証明問題」なんですよ。皆さんが適当に流している、そうあれです。自力で証明さえできれば、数学も物理も覚える公式が減るのでだいぶ楽になります。大体公式っていうのは何かから導き出した変法のものが多数を占めてるんですよ。
証明問題、本当に自力で証明できるまでやることをお勧めします。微分積分も同様に物理の助けになりますよ。

物理は将来に役に立つ

医学部で勉強していて、物理的な考え方が前提になっている局面は多々あります。
手術で使っている道具1つだってそうですし、病態生理に関わるところもあります。
医工連携もますます進んでいますしね。
どの学部に進もうと、全ての事象・学問は繋がっていると思います。
今物理が苦手だからといって逃げてしまうと、自分の可能性を自分で狭めてしまうかもしれません。それはもったいない!

僕が物理に本気で向き合ったのは高3になってからですが、それでもギリギリ大学受験で勝負できました。

愚直に取り組みましょう。僕も目の前のことに真摯に取り組みます。

ここまで読んでいただきありがとうございました。


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